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J-GLOBAL ID：201102276172303736   整理番号：11A0870977

感温性磁性流体を用いた自己循環型熱輸送装置

著者 (3件)： 岩本悠宏 (同志社大 大学院工学研究科) ,  山口博司 (同志社大 大学院工学研究科) ,  NIU Xiao-Dong (同志社大 エネルギー変換研究セ)
資料名： 混相流  (Japanese Journal of Multiphase Flow)
巻： 24  号： 5  ページ： 641-648  発行年： 2011年03月15日 
JST資料番号： L2494A  ISSN： 0914-2843  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熱輸送装置の熱輸送媒体として感温性磁性流体を用いると加熱部に非一様性磁場を印加することにより感温磁化特性による磁化低下に起因して磁性流体は自己駆動して熱輸送が可能になることが知られている。2成分混合磁性流体を用いた自己循環型熱輸送装置において熱輸送方向が45°における自己駆動力特性を実験的及び数値的に調べた。入熱量を大きくとりかつ沸騰2相流を利用することにより感温磁化特性及び沸騰気泡による空間平均的な磁化率の低下と浮力による影響のために単相時と比較して自己駆動力は顕著に増加することを示した。この結果は既報の熱輸送方向が鉛直上昇流の場合の結果と定性的に同様な傾向となっている。本実験では磁気排除効果による沸騰気泡の発生率と発生個数への影響は考慮していない。

シソーラス用語： 磁性体 ,  *磁性流体 ,  循環流 ,  輸送現象 ,  *熱伝達 ,  磁化 ,  沸騰 ,  気泡
準シソーラス用語： *感温磁性体 ,  熱輸送

分類 (2件)： 磁性流体  (BM06090W) ,  対流・放射熱伝達  (PA02030K)

引用文献 (10件)：

• [1] Yamaguchi. H, Engineering Fluid Mechanics, 498-503, Springer, (2008).
• [2] Resler. E. L. and Rosensweig. R. E., Magnetocaloric Power, AIAA Journal, Vol.2, 1418-1422 (1964).
• [3] Resler. E. L. and Rosensweig. R. E., Regenerative Thermomagnetic Power, J. of Engineering for Power, Vol.89, 399-406 (1967).
• [4] Lian. W., Xuan. Y. and Li. Q., Characterization of miniature automatic energy transport devices based on the thermomagnetic effect, J. Energy Conversion and Management, Vol. 50, 35-42 (2009).
• [5] Fumoto. K., Ikegawa. M. and Kawanami. T., Heat Transfer Characteristics of a Thermo-sensitive Magnetic Fluid in Micro-channel, J. Thermal Science and Technology, Vol.4 (3), 332-339 (2009).

タイトルに関連する用語 (4件)： 磁性流体 ,  自己 ,  循環 ,  輸送装置