文献

J-GLOBAL ID：201102277115873107   整理番号：11A0674759

水圧スイッチング動力伝達システムのエネルギー効率に関する研究(第1報,エネルギー回生効率に関する実験的考察)

Study on Energy Efficiency of Water Hydraulic Fluid Switching Transmission (1st report: Experimental Results of Recovered Energy Efficiency)

著者 (3件)： 小林亘 (芝浦工大 大学院工学研究科) ,  伊藤和寿 (芝浦工大 大学院工学研究科) ,  池尾茂 (上智大 理工)
資料名： 日本フルードパワーシステム学会論文集  (Transactions of the Japan Fluid Power System Society)
巻： 42  号： 2  ページ： 19-24  発行年： 2011年03月 
JST資料番号： L3342A  ISSN： 1880-3121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 産業機械の駆動用として水圧スイッチング動力伝達システム(FST)を効果的に利用するため,FSTの制御性能と省エネルギー効率について検証した。定容量型のポンプ,ポンプ/モータ,オンオフ弁およびアキュムレータ(ACC)を構成機器とし,フライホイール(FW)を模擬負荷とする試験設備を構築した。本試験設備を用い,オンオフ弁を切替えて加速,一定速およびエネルギー回生型減速の各動作を行い,FW負荷の回転数とACCへの回生流量を測定した。その結果,±40rpmの回転数誤差の下で一定速回転を達成できた。また,一定速終了時にFWのもつ運動エネルギーを効率評価基準とした時に,約30%の省エネルギーを達成できた。

シソーラス用語： *駆動 ,  *伝動装置 ,  *エネルギー回収 ,  方向制御弁 ,  フライホイール ,  省エネルギー ,  定容積形ポンプ ,  スイッチング ,  エネルギー効率 ,  油圧機器
準シソーラス用語： アキュムレータ ,  *水圧駆動

分類 (1件)： 伝動装置  (QB01070Z)

引用文献 (8件)：

• 1) 宮川新平: フルードパワーの世界, 日本フルードパワーシステム工業会, p. 63-80 (2009)
• 2) 池尾 茂: 水圧システムへの期待, 日本フルードパワーシステム学会論文集, Vol. 34, No. 1, p. 34-37 (2003)
• 3) 大島 茂: 水圧技術に関する基礎研究の動向, 日本フルードパワーシステム学会論文集, Vol. 37, No. 6, p. 30-33 (2006)
• 4) 浦田暎三, 宮川新平: 水圧駆動技術入門, 日刊工業新聞社 (2002)
• 5) M. Rokala, K.T. Koskinen, O. Calonius, M. Pietola: Tribological Conditions Between Swashplate and Slipper Pad in Variable Displacement Water Hydraulic Axial Piston Unit, 6th International Fluid Power Conference Dresden, p. 301-312 (2008)

タイトルに関連する用語 (8件)： 水圧 ,  スイッチング ,  動力伝達システム ,  エネルギー効率 ,  研究 ,  エネルギー ,  回生 ,  実験