文献

J-GLOBAL ID：201102279140651227   整理番号：11A1242741

鋳鉄における微視的及び巨視的焼付きメカニズムの研究

Research on Micro and Macro Mechanism of Seizing in Cast Iron

著者 (5件)： 中村竜太 (岩手大 大学院工学研究科) ,  岩渕明 (岩手大 大学院工学研究科) ,  吉野泰弘 (岩手大 工) ,  内舘道正 (岩手大 工) ,  成田榮一 (岩手大 大学院工学研究科)
資料名： 日本機械学会論文集 C編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C (Web))
巻： 77  号： 778  ページ： 2466-2475 (WEB ONLY)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0184A  ISSN： 1884-8354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では焼付きを中原モデルと同様に「摩擦面がいわゆるシビア摩耗になった時の状態」とみなし,温度や摩擦係数,摩耗量,表面状態等の観点から鋳鉄の焼付きの評価を行うことを目的とし,2種類の実験を行った。その結果として,段階的に荷重を増加させる焼付き試験において,マイルド摩耗からシビア摩耗へ遷移する現象と摩擦係数や温度の急激な増大後になじみ過程に入る現象の2種類が存在した。そして,それらを「巨視的焼付き」と「微視的焼付き」という2つの焼付きを定義した。また,巨視的焼付きと微視的焼付き関する焼付きモデルを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： 焼付き ,  *鋳鉄 ,  面 ,  *摩擦係数 ,  摩耗 ,  摩擦面 ,  シビア摩耗 ,  機械的性質 ,  性質

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  潤滑一般  (QB02010S)

引用文献 (11件)：

• (1) 山本雄二,平野冨士夫,“焼付きに及ぼす炭素鋼組織の影響(続報)”,潤滑,Vol. 20, No. 1, (1975), pp. 37-44.
• (2) 木村好次,“界面温度と焼付き”,潤滑,Vol. 30, No. 2, (1985), pp. 89-95.
• (3) Dizdar, S., Andersson, S., “Influence of plastic deformation on seizure initiation in a lubricated sliding contact”, Wear, Vol.232, (1999), pp. 151-156.
• (4) 三科博司,河野彰夫,赤松良信,“凝着摩耗のもっとも素になる粒子(摩耗素子)の発見と摩耗の素過程”,トライボロジスト,Vol. 48, No. 4, (2003), pp. 307-314.
• (5) Nakahara, T., “A model of seizure based on Burwell and Strang's concept of wear mode transition”, Tribology and interface engineering series, Vol. 48, (2005), pp. 547-553.

タイトルに関連する用語 (4件)： 鋳鉄 ,  焼付き ,  メカニズム ,  研究