文献

J-GLOBAL ID：201102279556605542   整理番号：11A0998406

無潤滑滑りと種々の負荷状態下における炭素鋼の摩耗抵抗の改善

Improvement of wear resistance for carbon steel under unlubricated sliding and variable loading conditions

著者 (2件)： GOTO H. (Fukuoka Inst. of Technol., 3-30-1, Wajirohigashi, Higashi-ku, Fukuoka 811-0295, JPN) ,  AMAMOTO Y. (Fukuoka Inst. of Technol., 3-30-1, Wajirohigashi, Higashi-ku, Fukuoka 811-0295, JPN)
資料名： Wear  (Wear)
巻： 270  号： 11-12  ページ： 725-736  発行年： 2011年05月05日 
JST資料番号： E0377A  ISSN： 0043-1648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 低レベルと高レベルの間の段階的負荷状態下での湿り空気中において,0.35%C鋼のピン・オン・ディスク無潤滑摩耗試験を行った。第一段階における軽度や重度な摩耗状態下での擦過履歴が,第二段階における摩耗モードの遷移に及ぼす効果を調べた。高負荷状態下では,第一段階での軽度な摩耗状態下での長い滑り距離において,高い摩耗抵抗表面が,接触面の酸化,加工硬化,平坦化などによって形成される。第二段階においては,その摩耗表面は,一定負荷状態下での重度な摩耗が発生するような高負荷に耐える。このトライボ機能は,著者らが新しく定義した準軽度摩耗状態下での低い比摩耗率を達成する。重度な摩耗と準軽度な摩耗の間の高い負荷状態下での上位の臨界負荷(P_Acr,i)は,一定負荷状態下でのそれ(P_Acr,c)よりも,著しく高く,摩耗抵抗の大幅な改善を誘導する。低負荷状態下では,第一段階における非常に短い滑り距離での重度な摩耗が,高度に変形した硬化層を有する非酸化の粗い摩耗表面を発生させる。第二段階では,その摩耗表面は,長い滑り距離での低負荷において,やや酸化され,準軽度な摩耗の結果となる。しかしながら,低負荷状態下での臨界負荷(P_Acr,d)は,一定負荷状態下の臨界負荷(P_Acr,c)よりも,やや高く,このことは,摩耗抵抗の改善を意味しない。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *炭素鋼 ,  *摩耗特性 ,  *トライボロジー ,  耐摩耗性 ,  摩耗率 ,  摩擦係数 ,  硬度 ,  加工硬化 ,  表面粗さ ,  負荷特性 ,  終局荷重 ,  特性曲線 ,  乾燥摩擦 ,  摩耗試験 ,  摩擦試験 ,  電子顕微鏡観察
準シソーラス用語： 荷重依存性 ,  平坦化 ,  *摩擦特性 ,  摩耗深さ ,  摩耗量

分類 (3件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  潤滑一般  (QB02010S) ,  金属の機械的性質  (BL01022T)

タイトルに関連する用語 (4件)： 潤滑 ,  滑り ,  炭素鋼 ,  摩耗抵抗