抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Web上の言語サービス基盤においては,Webサービス化された言語資源をWebサービス技術によって組み合わせることにより,新たな言語資源を仮想的に実現できる。さらに,言語グリッドのような協調的な言語サービス環境においては,ユーザの利用を通して漸進的に成長していくような新たなタイプの言語資源を考えることができる。本論文では,単言語の意味概念辞書と対訳辞書を組み合わせることによる仮想的な複合辞書へのアクセスサービスの実現方式について検討する。この複合辞書アクセスサービスにおいては,ユーザによるアクセス要求を契機として,言語間で対応する意味概念を機会主義的に対応付けることにより,仮想的な多言語の意味概念辞書を漸進的に構築していくことを想定している。このようなサービスの実現に向けては多くの解決すべき課題があるが,本論文では特に,動的かつ漸進的に獲得される多言語間の意味概念間の対応関係を表現するための枠組みを提案し,さらに,これらの意対応関係を二次的な言語資源とするための要件について検討する。(著者抄録)