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J-GLOBAL ID：201102280198250522   整理番号：11A1033356

リンゴ剪定枝から調製した活性炭の特性に及ぼす賦活温度の影響

Effect of Activation Temperature on Characteristics of Activated Carbon from Pruned Apple Branches

著者 (2件)： 廣瀬孝 (地方独立行政法人青森県産業技術センター) ,  櫛引正剛 (地方独立行政法人青森県産業技術センター)
資料名： 木材学会誌  (Journal of the Japan Wood Research Society)
巻： 57  号： 3  ページ： 136-142 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0852A  ISSN： 0021-4795  CODEN： MKZGA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,リンゴ剪定枝から空気賦活で調製した活性炭の収率や灰分,比表面積,吸湿率に及ぼす賦活温度の影響を明らかにし,それらの物性に関してスギを原料とした活性炭と比較検討を行った。その結果,リンゴ剪定枝を原料とした活性炭の賦活収率は,900°Cが最も低く,スギを原料としたものよりも低い値を示した。また,灰分はリンゴ剪定枝の方が高かった。比表面積は,900°Cが最も高く,灰分を除いて換算した比表面積はスギよりも高い値を示した。吸湿率は,相対湿度および賦活温度が高くなるに従って高くなり,灰分を除いて換算した吸湿率はスギよりも高い値を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *リンゴ ,  *剪定 ,  *枝 ,  *活性炭 ,  吸湿性 ,  比表面積 ,  灰分 ,  カルシウム ,  炭酸カルシウム ,  活性化 ,  温度依存性

分類 (1件)： 樹皮,その他の林産物  (FF05050G)

引用文献 (16件)：

• 1) 山下範之, 町田 基, 相川正美, 立本英機:木材学会誌 55, 299-304(2009) .
• 2) 吉仲賢晴, 福原知子, 長谷川貴洋, 岩﨑 訓, 安部郁夫:廃棄物学会論文誌 19(5) , 340(2008).
• 3) 真田雄三, 鈴木基之, 藤元 薫:“新版活性炭基礎と応用”, 講談社サイエンティフィック, 東京, 1997, p.1.
• 4) 柳井 弘, 石崎信男:“活性炭読本”, 日刊工業新聞社, 東京, 1999, p.45.
• 5) 安部郁夫, 岩﨑 訓, 浅見浩二, 千田二郎:炭素No.208, 114-119(2003) .

タイトルに関連する用語 (5件)： リンゴ ,  剪定枝 ,  調製 ,  活性炭 ,  賦活