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J-GLOBAL ID:201102280592715506   整理番号:11A0417724

植物ホルモンエチレン生合成の副産物であるシアン化合物はイネのいもち病菌に対する抵抗性に貢献する

Cyanide, a Coproduct of Plant Hormone Ethylene Biosynthesis, Contributes to the Resistance of Rice to Blast Fungus
著者 (6件):
資料名:
巻: 155  号:ページ: 502-514  発行年: 2011年01月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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イネは急速なエチレンの合成と過敏な応答による小さな病変を介し,いもち病に感染した組織からの侵入を制限し,抵抗するためのPi-i耐性遺伝子をもつ。エチレン生合成はいもち病への抵抗性に重要であるが,前駆体の1-アミノシクロプロパン-1-カルボン酸より作られるエチレンとシアン化合物,個々の役割については未だに知見が得られていない。本研究において,エチレン生合成酵素遺伝子をサイレンシングすることで,エチレンの合成を阻害した形質転換イネにおいてPi-iに仲介される抵抗性を弱めた。この形質転換イネの弱められた抵抗性はエチレン誘導体のエテファンではなく,シアン化合物の投与により回復した。感染しやすい栽培イネにおいて,エテファン処理がいもち病の抵抗性に効果がないのに対して,シアン化合物と1-アミノシクロプロパン-1-カルボキシル酸処理は量依存的に抵抗性を高めた。シアン化合物は試験管内と植物内においていもち病菌の成長を阻害し,植物界に広く存在する二次代謝産物のフラボノイド類の投与はシアン化合物に誘導されるいもち病菌の生育阻害を促進した。これらの結果は感染した組織において,過敏な応答により合成が誘導されるシアン化合物がいもち病菌の生育を抑制することでイネの病害抵抗性に貢献することを示している。
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分類 (1件):
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植物生理学一般 

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