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J-GLOBAL ID：201102280924367116   整理番号：11A0810045

アルミニウム合金板の曲げ加工性に及ぼす板厚方向の集合組織分布の影響

Effect of texture variation through sheet thickness on bendability in aluminum alloy sheet*

著者 (5件)： 伊川慎吾 (住友軽金属工業株式会社研究開発センター) ,  伊川慎吾 (山形大学大学院理工学研究科) ,  浅野峰生 (住友軽金属工業株式会社研究開発センター) ,  黒田充紀 (山形大学大学院理工学研究科) ,  吉田健吾 (山形大学大学院理工学研究科)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 61  号： 2  ページ： 53-59 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 板厚方向にcube方位の体積率が異なる層を持つAl-Mg-Si合金二層クラッド板を作製し,曲げ加工に及ぼす集合組織の影響を実験及び数値解析により調べた。X線回折により板厚中心のODF(方位分布関数)を求め,EBSD法を用いて板厚方向の結晶方位分布を測定した。結晶塑性モデルを用いた有限要素法によりcube方位の分布状態を計算し,曲げ加工性との関係を調べた。cube方位の体積率の高い層が曲げ外側に存在する場合,cube方位の体積率が高いほど,また全板厚に対するcube含有層の割合が高いほど,曲げ加工性が向上した。ランダム集合組織を有する層が曲げ外側に存在する場合,曲げ外側で歪の局所化が起こり,曲げ加工性が低下した。曲げ加工性の向上には必ずしも全板厚に渡って集合組織を制御する必要はない。

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  マグネシウム含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  曲げ加工 ,  *加工性 ,  板厚方向 ,  板厚 ,  *集合組織 ,  体積率 ,  結晶方位 ,  数値解析 ,  方位分布関数 ,  有限要素法 ,  分布 ,  クラッド材 ,  塑性モデル
準シソーラス用語： EBSD法

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (16件)：

• 1) 浅野峰生,内田秀俊,吉田英雄:軽金属,52(2002),448–452.
• 2) 箕田 正,内田秀俊,渋江和久,吉田英雄:軽金属,53(2003),523–527.
• 3) 浅野峰生,箕田 正,小関好和,吉田英雄:軽金属,56(2006),371–375.
• 4) 趙 丕植:軽金属,55(2005),227–232.
• 5) 日比野旭,村松俊樹,小松原俊雄,佐賀 誠,高田 健:軽金属学会第106回春期大会講演概要,(2004),89–90.

タイトルに関連する用語 (5件)： アルミニウム合金板 ,  曲げ加工性 ,  板厚方向 ,  集合組織 ,  分布