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J-GLOBAL ID：201102281082475930   整理番号：11A1184890

アルキルヒスチジン抽出剤による遷移金属イオンの液-液抽出

Liquid-liquid extraction of transition metal ions with an alkylhistidine extractant

著者 (3件)： MORIZONO Hirofumi (Dep. of Applied Chemistry, Fac. of Engineering, Univ. of Miyazaki, 1-1, Gakuen Kibanadai Nishi, Miyazaki 889-2192, JPN) ,  OSHIMA Tatsuya (Dep. of Applied Chemistry, Fac. of Engineering, Univ. of Miyazaki, 1-1, Gakuen Kibanadai Nishi, Miyazaki 889-2192, JPN) ,  BABA Yoshinari (Dep. of Applied Chemistry, Fac. of Engineering, Univ. of Miyazaki, 1-1, Gakuen Kibanadai Nishi, Miyazaki 889-2192, JPN)
資料名： Separation and Purification Technology  (Separation and Purification Technology)
巻： 80  号： 2  ページ： 390-395  発行年： 2011年07月29日 
JST資料番号： T0428B  ISSN： 1383-5866  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新しい抽出剤としてアルキルヒスチジン(ヒスチジン-2-エチルヘキシルアミド,His-EHと略)を用いる,遷移金属イオンの液-液抽出を研究した。ハードおよびソフト酸および塩基(HSAB)の意味で中間の金属カチオン,例えば,Cu(II),Ni(II),Zn(II)およびCo(II)を,他の金属カチオンの存在下にてHis-EHにより選択的に抽出した。二価遷移金属イオンに対する抽出性の順位は,Cu(II)≫Ni(II)>Zn(II)>Co(II)~Cd(II)>Mn(II)であった。それは,ヒスチジンと金属イオンの錯体に対する安定性定数の順位と類似していた。Co(II)抽出に対する傾斜分析の結果から,その錯体化学量論は,His-EHおよびCo(II)に対し,2:1であることが分かった。更に,His-EHによるCo(II)のイオン対抽出反応は,方程式:Co_(aq)²⁺+2His-EH_(org)+2ClO_4(aq)^-=Co²⁺(His-EH)₂(ClO₄^-)_2(org)と一致した。His-EHを用いるCo(II)の抽出平衡定数(K_ex)は,3.03×10¹⁰[(moldm^-3)^-4]と評価された。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 抽剤 ,  *金属イオン ,  *液液抽出 ,  銅化合物 ,  ニッケル化合物 ,  亜鉛化合物 ,  コバルト化合物 ,  抽出平衡 ,  平衡定数 ,  アミノ酸 ,  窒素複素環化合物 ,  第一アミン
準シソーラス用語： *遷移金属イオン ,  銅イオン ,  ニッケルイオン ,  亜鉛イオン ,  コバルトイオン

分類 (1件)： 抽出  (XD02030B)

物質索引 (1件)： ヒスチジン

タイトルに関連する用語 (3件)： 抽出剤 ,  遷移金属イオン ,  液