抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
FEM解析を用い,ダイス形状や後方張力などの引抜き条件が線径に与える影響を検討した。S20C材料を用いた解析と実験により,以下の結論を得た。1)線径はダイスの弾性変形,アンダーシュート,引抜き中の弾性回復,除荷時弾性回復の4要因の総和で構成することを解明した。2)線径に最も影響を与える因子はアンダーシュートである。アンダーシュートはベアリング部で表層部の軸方向ひずみが中心部に比べ増加し,その結果,半径方向のひずみが減少し,線径減小につながったものと考えられる。3)実操業で線径に影響を与える主な因子は,アプローチ半角,後方張力,減面率,F値である。この中でもアンダーシュートはアプローチ半角と後方張力の影響を受けやすい。4)2枚ダイス伸線で2パス目に低角度のダイスを用いると,アンダーシュートによる線径変化を大幅に抑制可能である。