文献

J-GLOBAL ID：201102281785869787   整理番号：11A0903155

クリンカアッシュの施与がスプレーカーネーションの生育および培地の理化学性に及ぼす影響

著者 (7件)： 梶原真二 (広島県総合技術研 農技セ) ,  伊藤純樹 (広島県総合技術研 農技セ) ,  佐藤道生 (電源開発 茅ケ崎研) ,  濱田秋義 (電源開発 茅ケ崎研) ,  石倉聡 (広島県総合技術研 農技セ) ,  原田秀人 (広島県総合技術研 農技セ) ,  福島啓吾 (広島県総合技術研 農技セ)
資料名： 近畿中国四国農業研究  (Kinki Chugoku Shikoku Agricultural Research)
号： 18  ページ： 39-43  発行年： 2011年03月30日 
JST資料番号： S0040B  ISSN： 1347-6238  CODEN： KCSNAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 点滴潅水同時施肥栽培法によりスプレーカーネーションの連作培地を用いた隔離ベンチ栽培において,培地へのクリンカアッシュの施与量(容積比で10,20および40%)が切り花の生産性,形質,植物体の無機成分吸収量および培地の理化学性に及ぼす影響について検討した。1.クリンカアッシュの施与量が容積比で10~40%の範囲内では,切り花収量に差がみられなかった。2.クリンカアッシュの施与量が異なっても,切り花の形質に大きな差はなかったが,10~11月の収穫初期の切り花では,クリンカアッシュの施与により下垂度が小さくなった。3.クリンカアッシュの施与量が増加するに伴って,実験終了後培地の気相率が高くなり有効水が増加した。4.培地へクリンカアッシュを容積比で10~40%施与しても,Mn以外の植物体中の無機成分含有率には大きな差がなかった。5.クリンカアッシュの施与量が増加するに伴って,実験終了後培地の全炭素およびCECが低下する傾向にあった。(著者抄録)

シソーラス用語： *石炭灰 ,  *カーネーション ,  培地 ,  栽培管理 ,  植物成長 ,  切花 ,  養分吸収 ,  施肥 ,  *土壌改良 ,  花 ,  植物器官 ,  葉 ,  *クリンカアッシュ ,  スプレーカーネーション ,  切花品質 ,  全炭素 ,  無機成分 ,  *ナデシコ科 ,  植物生理
準シソーラス用語： Dianthus caryophyllus ,  下垂 ,  花軸 ,  作物品質 ,  主茎 ,  点滴潅水 ,  点滴潅水同時施肥 ,  電気伝導度 ,  理化学性

分類 (3件)： 花き・花木  (FC03044O) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  土壌管理  (FB04070J)

引用文献 (14件)：

• 1)細谷 毅・三浦泰昌他著:花卉の栄養生理と施肥, 101-118,社団法人農山漁村文化協会,東京,1987.
• 2)石田 明・増井正夫:園学雑,42,40-48,1973.
• 3)石田 明・増井正夫・小倉孝保・糠谷 明:園学雑,45,383-388,1977.
• 4)加藤智恵美・稲葉善太郎:園学雑,75,別2,354, 2006.
• 5)勝連盛憲・岩本由美・内藤善美・与那覇絹江:九州沖縄農業研究成果情報,17,355-356,2002.

タイトルに関連する用語 (4件)： クリンカアッシュ ,  スプレーカーネーション ,  生育 ,  培地