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J-GLOBAL ID：201602011578346049   整理番号：73A0383919

カーネーションのマンガン過剰症 I 土壌の蒸気消毒とPH

著者 (2件)： 石田明 (静岡大(農)) ,  増井正夫 (静岡大(農))
資料名： 園芸学会雑誌  (Journal of the Japanese Society for Horticultural Science)
巻： 42  号： 1  ページ： 40-48  発行年： 1973年 
JST資料番号： F0626A  ISSN： 0013-7626  CODEN： EGKZA9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： マンガン含量の高い土壌の蒸気消毒やPHがカーネーションの生育,開花に及ぼす影響を明らかにするため,消石灰添加によるpHの高い土壌(H),原土のみの土壌(M),いおう華添加によるPHの低い土壌(L),Lに添加したいおう華量の倍量添加土壌(VL)め4区と蒸気消毒と無消毒の2種類で,それぞれを組み合わせて実験.蒸気消毒土壌では,切花数や生体重はVL区で減少.無消毒土壌では,“よそおい”品種のL,VL区で減少.“コーラル”品種ではL,VL区で開花がみられなかった.土壌のPHの低下は開花,未開花個体中のマンガン濃度を高めるとともに,葉先のかっ変枯死症状を高めた.クロロシスはL,VL区で認められ,当該個体の葉と茎のマンガン量は健全個体のそれよりも著しく高かった:参15

引用文献 (15件)：

• 1. BARKER, A. V., R.T.VOLK, and W.A.JACKSON. 1966. Root environment acidity as a regulatory factor in ammonium assimilation by the bean plant. Plant Physiol. 41(7): 1193-1199.
• 2. BIRCH, P. D. W., and D. A. G. EAGLE. 1969. Toxicity to seedling of nitrite in sterilized composts. Jour. Hort. Sci. 44(4): 321-330.
• 3. DUNHAM, C. W., and D. F. CROSSAN. 1959. Factors in tip-burn injury of easter lilies. Proc. Amer. Soc. Hort. Sci. 74: 704-710.
• 4. 福島与平. 増井正夫. 1957. 温室土壌の蒸気消毒に関する研究. 園芸学研究集録. 8: 126-132.
• 5. 藤村 良. 稲垣国昭. 浜田国彦. 広内督文. 1970. 土壌蒸気消毒の生育障害に関する研究. 第3報. キンギョソウの生育障害発生に対する窒素肥料の形態と鉄葉面散布の影響. 兵庫農試研報. 18: 159-166.

タイトルに関連する用語 (5件)： カーネーション ,  マンガン ,  土壌 ,  蒸気消毒 ,  pH