抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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グローバル化がもたらした農業・農村・農政の変化を1990年代から現在までの期間を確認し,関係学界で行なわれた議論を検討し今後の展望について解説した。最初に「世界情勢と日本の農業・農村・農政の変容」として,90年代初頭のバブル崩壊期の状況,90年代における国際環境の変動とその影響,21世紀における金融危機前後の国際環境の変動とその影響について述べた。次に「90年代から現代に至る日本の変容」として生産額及び交易条件,農業経営主体,集落営農,農業生産法人,生産構造,農地,自給率などの客観的データを示した。また「主要学界での最近の議論」としてマルクス経済学的視点,近代経済学的視点,日本農業経済学会,地域農鱗経済学会での議論を紹介した。さらにグローバル化の影響,今後の鍵となる多様性,ネットワーク,地域の豊かさなどについて解説した。