抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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表面プラズモン共鳴(SPR)は,電磁波と物質表面における自由電子の集団振動が共鳴する現象であり,自由電子を多く持つ金属表面において生じる。SPRは金属表面の屈折率変化に敏感であることから,金属表面への分子の吸着等を高感度に検出することができ,バイオセンサやケミカルセンサに利用されている。SPRを発生させる方法として,金属薄膜が利用され,主に金や銀が選ばれる。本研究では,ガラスとの密着性が高く,生体への親和性が高いチタンを接着層として,金-チタン複合膜の表面プラズモンセンサへの適用可能性を検討している。平成21年度に得られた研究成果である金単層薄膜のSPR吸収特性と理論値との比較,及び金-チタン複合膜のSPR吸収特性について述べた。