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J-GLOBAL ID：201102285479139029   整理番号：11A0146668

リニア誘導モータを応用したレールブレーキの設計と実験的検証

Design Considerations and Experimental Verification of a Rail Brake Armature Based on Linear Induction Motor Technology

著者 (5件)： 坂本泰明 (財団法人鉄道総合技術研究所 浮上式鉄道技術研究部) ,  柏木隆行 (財団法人鉄道総合技術研究所 浮上式鉄道技術研究部) ,  長谷川均 (財団法人鉄道総合技術研究所 浮上式鉄道技術研究部) ,  笹川卓 (財団法人鉄道総合技術研究所 浮上式鉄道技術研究部) ,  藤井信男 (九州大学システム情報科学研究院電気電子システム工学部門)
資料名： 電気学会論文誌 D  (IEEJ Transactions on Industry Applications)
巻： 131  号： 1  ページ： 127-134 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： X0451A  ISSN： 0913-6339  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リニア誘導モータの電機子を励磁極に適用することでレールの発熱を抑えた過電流レールブレーキを設計し実規模大の試験用電機子を試作して軌条輪を用いた模擬走行試験を行った。理論上安定した制動力を有するがレールの発熱と大きな励磁電力から実用化されなかったレールブレーキを発電制動を行うリニアモータ型で実現するとし,リニアモータ型レールブレーキの電機子,励磁システムおよび零出力発電制動等の概要を示した。実規模電機子の要求仕様,基本設計を示し軌条輪試験機の概要を示した。速度特性,周波数特性,磁束密度および軌条輪温度等の試験結果を示した。速度160km/hにおける目標制動力5kNの発生および発電性能を実証したと述べた。

シソーラス用語： *リニアモータ ,  *誘導電動機 ,  *過電流 ,  *鉄道車両 ,  レール ,  *回生ブレーキ ,  電機子 ,  発熱 ,  周波数特性 ,  磁束密度
準シソーラス用語： レールブレーキ ,  発電制動

分類 (1件)： 電動機  (NB07030U)

引用文献 (12件)：

• (1) 松村省吾・内田清五・熊谷則道・小原孝則:「新幹線用レールブレーキの構成」, 第34回鉄道におけるサイバネティクス利用国内シンポジウム論文集, pp. 287-290 (1997)
• (2) M. Fujita, T. Tokumasu, T. Yamada, T. Hirose, Y. Tanaka, N. Kumagai, and S. Uchida: “3-Dimensional Electromagnetic Analysis and Design of Eddy-Current Rail Brake System”, IEEE Trans. on Magnetics, Vol. 34, No. 5, pp. 3548-3551 (1998-5)
• (3) Y. Sakamoto, T. Kashiwagi, H. Hasegawa, T. Sasakawa, and N. Fujii: “A study on the design of the armature of a linear rail brake”, Papers of Technical Meetings on Linear Drives, IEE Japan, LD-08-83 (2008) (in Japanese)
• 坂本泰明・柏木隆行・長谷川均・笹川 卓・藤井信男:「リニアレールブレーキ用電機子の設計検討」, 電学リニアドライブ研資, LD-08-83 (2008)
• (4) Y. Sakamoto, T. Kashiwagi, T. Sasakawa, and N. Fujii: “Linear eddy current brake for railway vehicles using dynamic braking”, in 2008 International Conference on Electrical Machines, Vilamoura, Portugal (2008-9)

タイトルに関連する用語 (6件)： リニア誘導モータ ,  応用 ,  レールブレーキ ,  設計 ,  実験 ,  検証