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J-GLOBAL ID：201102285904834186   整理番号：11A1050964

[6]シクロデキストリンの包接化合物形成と分子認識-粗視化モデルを用いたシミュレーション-

著者 (1件)： 浦上直人 (山口大 大学院理工学研究科)
資料名： アンサンブル  (分子シミュレーション学会誌)
巻： 12  号： 3  ページ： 34-37  発行年： 2010年07月30日 
JST資料番号： L8101A  ISSN： 1884-6750  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シクロデキストリン(CD)は包接化合物形成時に,特定の分子を認識し,選択的に形成することがしられているが,その形成過程及び高分子鎖の鎖長認識メカニズムを中心に,シミュレーションの結果を紹介している。粗視化モデルの構築のため,包接化合物形成の再現にCDの空洞の大きさ,CDのもつ親水性・疎水性に注目した。それでも,包接化合物の形成の様子,鎖長認識を良く再現できていた。ランダムコイル状の鎖状分子が環状分子数の増加により,次第に伸長し,最終的に棒状の包接化合物を形成する様子が確認できた。

シソーラス用語： *シクロデキストリン ,  *包接化合物 ,  *モデル ,  分子認識 ,  シミュレーション ,  親水性 ,  疎水性 ,  構造 ,  形態
準シソーラス用語： *粗視化モデル ,  鎖状構造 ,  環状

分類 (2件)： 多糖類  (CF10054P) ,  分子化合物の結晶構造  (BK09050T)

引用文献 (17件)：

• [1] A. Harada, J. Li, and M. Kamachi, Nature (London) 356, 325 (1992).
• [2] A. Harada, J. Li, and M. Kamachi, Nature (London) 364, 516 (1993).
• [3] Y. Okumura and K. Ito, Adv. Mater. (Winheim, Ger.) 13, 485 (2001).
• [4] I. Tomatsu, A. Hashidzume, and A. Harada, Macromolecules, 38, 5223 (2005).
• [5] Y. Kawaguchi, A. Harada, Org. Lett. 2, 1353 (2000).

タイトルに関連する用語 (5件)： シクロデキストリン ,  包接化合物 ,  分子認識 ,  粗視化モデル ,  シミュレーション