文献

J-GLOBAL ID：201102286032997024   整理番号：11A0806058

セカンドメッセンジャーと膜輸送が成長円錐の舵取りを指示し組織化する

Second messengers and membrane trafficking direct and organize growth cone steering

著者 (5件)： TOJIMA Takuro (RIKEN, Saitama, JPN) ,  TOJIMA Takuro (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  HINES Jacob H. (Mayo Clinic, Minnesota, USA) ,  HENLEY John R. (Mayo Clinic, Minnesota, USA) ,  KAMIGUCHI Hiroyuki (RIKEN, Saitama, JPN)
資料名： Nature Reviews. Neuroscience  (Nature Reviews. Neuroscience)
巻： 12  号： 4  ページ： 191-203  発行年： 2011年04月 
JST資料番号： W1331A  ISSN： 1471-003X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 軸索が標的に向かっていくときに細胞外の信号の勾配を利用する。それにより細胞内ではセカンドメッセンジャーとしてCa²⁺と環状ヌクレオチドが軸索先端の成長円錐の舵取りをするように情報伝達する。この舵取りは誘引による場合と忌避による場合がある。最近の証拠から示唆されるのは,この舵取りの信号がエキソサイトーシスとエンドサイトーシスの局所的な不均衡を誘発することであり,それにより成長円錐の膜成分と細胞接着成分と細胞骨格成分を不均等分布させて軸索の伸長方向を偏らせる。本総説では,この最近の知見に基づいて,成長円錐の舵取りのモデルを提案する。

シソーラス用語： *成長円錐 ,  *誘導 ,  環状ヌクレオチド ,  金属イオン ,  細胞骨格 ,  細胞接着 ,  細胞膜 ,  エンドサイトーシス ,  エキソサイトーシス ,  *細胞情報伝達 ,  タンパク質 ,  BDNF ,  NGF【成長因子】 ,  イオンチャンネル ,  カルシウムチャンネル ,  リアノジン受容体 ,  イノシトールトリスリン酸 ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  グアニンヌクレオチド
準シソーラス用語： L型カルシウムイオンチャンネル ,  Sema3A ,  TRPC1 ,  カルシウムイオン ,  ネトリン1 ,  *軸索ガイダンス

分類 (2件)： 神経系一般  (EJ12010J) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (2件)： cAMP ,  cGMP

タイトルに関連する用語 (4件)： セカンドメッセンジャー ,  膜輸送 ,  成長円錐 ,  組織化