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J-GLOBAL ID：201102286680951803   整理番号：11A0295137

SUS304準安定オーステナイト系ステンレス鋼の様々な温度での応力誘起マルテンサイト変態挙動とそのTRIP効果

Stress-Induced Martensitic Transformation Behaviors at Various Temperatures and Their TRIP Effects in SUS304 Metastable Austenitic Stainless Steel

著者 (6件)： TSUCHIDA Noriyuki (Graduate School of Engineering, Univ. of Hyogo) ,  MORIMOTO Yoshiki (Graduate Student, Univ. of Hyogo) ,  TONAN Tomoyuki (Undergraduate Student, Univ. of Hyogo) ,  SHIBATA Yuji (Undergraduate Student, Univ. of Hyogo) ,  FUKAURA Kenzo (Graduate School of Engineering, Univ. of Hyogo) ,  UEJI Rintaro (Fac. of Engineering, Kagawa Univ.)
資料名： ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan)  (ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan))
巻： 51  号： 1  ページ： 124-129 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0100A  ISSN： 0915-1559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 準安定オーステナイト鋼,JIS-SUS304,の静的引張り性質への温度効果を,最大一様伸びのための応力誘起マルテンサイト変態挙動の条件を明らかにするために調査した。静的引張試験から以下の結果を得た。温度減少につれ引張強さは増大しれた一様伸びが308Kで最大値に達した。243K以下では0.2%耐力の逆温度依存性が観察された。マルテンサイトの体積分率は変形温度低下につれ増大した。SUS304鋼中の変態誘起塑性(TRIP)効果により最大一様伸びが得られる応力誘起変態の条件を,変態のマルテンサイト体積分率と速度に関してまとめた。最大変態速度を示す真歪におけるマルテンサイト体積分率は,おおよそ35%で,変形温度には影響されないことが分った。最大一様伸びが得られる応力歪関係の観察から,転位密度と加工硬化の両方の変化率は一様伸び近くまで増大し続けた。計算された加工硬化の最大値はほぼ20MPa/%に達した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *加工誘起変態 ,  マルテンサイト変態 ,  *TRIP鋼 ,  引張試験 ,  体積率 ,  反応速度 ,  マルテンサイト ,  転位密度 ,  応力歪曲線 ,  加工硬化
準シソーラス用語： *SUS304 ,  *応力誘起変態 ,  体積分率 ,  変態速度 ,  一様伸び

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (24件)：

• 1) I. Tamura: Met. Sci., 16 (1982), 245.
• 2) T. Maki: Tetsu-to-Hagané, 81 (1995), N547.
• 3) T. Angel: J. Iron Steel Inst., 177 (1954), 165.
• 4) I. Tamura, T. Maki, H. Hato and K. Aburai: J. Jpn. Inst. Met., 33 (1969), 1383.
• 5) J. P. Bressanelli and A. Moskowitz: Trans. ASM, 50 (1966), 223.

タイトルに関連する用語 (6件)： SUS304 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  応力誘起マルテンサイト ,  変態 ,  挙動 ,  TRIP効果