文献

J-GLOBAL ID：201102287938723807   整理番号：11A1157474

リジン脱炭酸酵素固定化電界効果トランジスタによるL-リジンの検出

DETECTION OF L-LYSINE USING FIELD EFFECT TRANSISTOR WITH LYSINE DECARBOXYLASE IMMOBILIZED ON THE GATE

著者 (4件)： 井上智之 (早稲田大 大学院) ,  山本大輔 (早稲田大 大学院) ,  中西卓也 (早稲田大 大学院) ,  逢坂哲彌 (早稲田大 大学院)
資料名： Chemical Sensors  (Chemical Sensors)
巻： 27  号： Supplement A  ページ： 88-90  発行年： 2011年03月29日 
JST資料番号： L3948A  CODEN： KAGSEU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本検討では,構築した酵素固定化FETの測定対象の検証を目的として,食物の栄養価や食品加工プロセス技術の評価に用いられるL-リジン(L-Lysine;L-Lys)を対象とし,リジン脱炭酸酵素(Lysine Decarboxylase; LDC)固定化FETによるL-Lysの検出を試みた。LDCは下記の反応式によりL-Lysを脱炭酸し,Cadaverineを生成する酵素であり,酵素反応に伴うpH変化に基づくL-Lys検出が期待される。本検討では,酵素固定化FETの測定対象の検証を目的として,LDC固定化FETを用いたL-Lysの検出を試み,LDcにおけるL-Lys脱炭酸反応に伴うpH変化を測定することでL-Lysの検出に成功した。しかし,L-LySに対する検出感度一1,6mV/deCadeはpHに対する検出感度36.1mV/ΔpHと比較して20分の1程度であることが示された。

シソーラス用語： *カルボキシリアーゼ ,  *固定化酵素 ,  *FET【トランジスタ】 ,  *検出 ,  酵素反応 ,  脱炭酸反応 ,  pH【水素イオン指数】 ,  バイオセンサ ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン ,  *リジンデカルボキシラーゼ
準シソーラス用語： *電界効果トランジスタ

分類 (2件)： 計測機器一般  (AD02000X) ,  化学プロセスの測定,監視,計装  (XC02030Y)

物質索引 (1件)： L-リジン

引用文献 (1件)：

• [1] D. Niwa, K. Omichi, N. Motohashi, T. Homma, T. Osaka, Sens. Actuators B. 108, 721 (2005).

タイトルに関連する用語 (5件)： リジン ,  脱炭酸酵素 ,  固定化 ,  電界効果トランジスタ ,  L-リジン