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J-GLOBAL ID：201102288303904658   整理番号：11A0470893

架橋構造を導入したシリカ/ポリビニルアルコール有機-無機ハイブリッドガスバリア膜の作製-マレイン酸の効果-

著者 (4件)： 木下侑亮 (神戸大 大学院海事科学研究科) ,  芦原宏 (神戸大 大学院海事科学研究科) ,  橋本有史 (神戸大 大学院海事科学研究科) ,  蔵岡孝治 (神戸大 大学院海事科学研究科)
資料名： 日本包装学会誌  (Journal of Packaging Science & Technology, Japan)
巻： 20  号： 1  ページ： 35-41  発行年： 2011年02月01日 
JST資料番号： L1730A  ISSN： 0918-5283  CODEN： NHGIEE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 架橋構造を導入したシリカ/ポリビニルアルコール有機-無機ハイブリッドガスバリア膜をゾル-ゲル法により作製した。作製した膜は,架橋温度が60°C,マレイン酸添加量がPVAに対して45wt%の時,最も高い水蒸気バリア性を示した。TG/DTA測定では,マレイン酸添加量の増加に伴って600°C付近の発熱ピークの高温側へのシフトが観察されており,作製した膜に架橋構造が導入されていることが分かった。また,有機-無機ハイブリッドにおける有機成分の分散状態の評価を行うために窒素吸着測定を行ったが,作製した膜は有機成分除去後に半径1~2nmの細孔が存在しており,有機成分と無機成分が分子レベルで分散し,ハイブリッド化していると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 有機-無機ハイブリッド ,  *ガスバリヤ性 ,  ポリビニルアルコール ,  架橋【高分子】 ,  ゾル-ゲル法 ,  添加物効果 ,  *包装材料 ,  食品包装 ,  プラスチックフィルム ,  透気性 ,  熱重量分析 ,  示差熱分析 ,  脂肪族カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  二酸化ケイ素 ,  食品用ラップ
準シソーラス用語： シリカ ,  気体透過性 ,  食品包装フィルム

分類 (3件)： 添加剤・配合薬品・副資材一般  (YH05010N) ,  性質・試験一般  (YH02010S) ,  包装材料  (YH06030Q)

物質索引 (1件)： マレイン酸

引用文献 (7件)：

• 葛良忠彦, 工業材料, 53(12), 18(2005)
• 猪狩恭一郎, 工業材料, 51(12), 46(2003)
• K. Kuraoka, A. Hashimoto, H. Ashihara, Desalination and Water Treatment, 17, 66-71(2010)
• S. Majumdar, B. Adhikari, Sensors and Actuators, B.114, 747-755(2006)
• 矢沢哲夫, 三宅明子, 田中博史,「日本セラミックス協会学術論文誌」99(11), 1094-1097(1991),

タイトルに関連する用語 (7件)： 架橋構造 ,  シリカ ,  ポリビニルアルコール ,  有機-無機ハイブリッド ,  ガスバリア膜 ,  作製 ,  マレイン酸