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J-GLOBAL ID：201102288809172990   整理番号：11A0810076

耐疲労鋼の疲労き裂伝播特性における遅延効果

Retardation Effects of Fatigue Crack Propagation in the Optimum Ferrite-Bainite Steel

著者 (6件)： 勝田順一 (長崎大学 工学部 構造工学科) ,  久保諭 (住友金属工業(株) 建設鋼材カンパニー) ,  誉田登 (住友金属工業(株) 総合技術研究所) ,  古賀脩平 (住友金属工業(株) 交通産業機品カンパニー) ,  牛島慎一 ,  河野和芳 (長崎大学 工学部 構造工学科)
資料名： 日本船舶海洋工学会論文集  (Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers)
巻： 12  ページ： 209-217 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0242B  ISSN： 1880-3717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 板幅方向への疲労亀裂伝播特性が向上するように金属組織を制御して作成された鋼材と,比較鋼として同程度の強度を有する鋼材を用いて疲労亀裂伝播試験を実施した。定振幅,ブロック状荷重など各種載荷条件での試験により疲労亀裂先端の開閉口挙動を考慮した亀裂伝播特性を求めた。また,加速,減速を繰り返しながら伝播する場合における亀裂先端のヒステリシスループを分析して疲労亀裂進展抑制効果を確認し,その原因を考察した。

シソーラス用語： *炭素鋼 ,  *疲れ亀裂成長 ,  *比較試験 ,  載荷試験 ,  亀裂先端 ,  亀裂閉口 ,  曲線 ,  抑制 ,  ヒステリシスループ ,  亀裂抑制 ,  *耐疲労鋼
準シソーラス用語： 疲れ亀裂

分類 (1件)： 金属材料  (HC05020S)

引用文献 (8件)：

• 1) 誉田登,藤原知哉,有持和茂,大西一志,山下正人:疲労き裂進展を自己抑制する新機能厚鋼板およびその継手特性,溶接学会誌,第74巻 第4号 (2005),pp.25-28.
• 2) 誉田登,有持和茂,藤原知哉,永吉明彦,稲見彰則,山下正人,矢島浩:金属組織制御による鋼材の疲労き裂進展特性の改善 -疲労特性に優れた船体用鋼板の開発 第1報-,日本造船学会論文集,第190号(2001) ,pp.507-515.
• 3) 中島清孝,野瀬哲郎,石川忠:厚鋼板の疲労き裂進展特性と溶接継手疲労特性に及ぼす硬質第二相の影響,溶接構造シンポジウム講演論文集,(2004),pp.335-342.
• 4) 木村英彦,秋庭義明,田中啓介,近藤淳,石川忠:超細粒鋼(SUF鋼)における疲労き裂伝ぱにおよぼす微視組織の影響,材料,Vol.51 No.7,(2002),pp.796-800.
• 5) ASTM E647 08:Standard Test Method for measurement of Fatigue Crack Growth Rates

タイトルに関連する用語 (3件)： 耐疲労鋼 ,  疲労き裂伝播 ,  遅延効果