抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では遺伝的アルゴリズム(GA)を用いた類似文字識別のための新しい特徴選択法を提案する。特徴は染色体に対応付けられ,認識に使用される特徴には“1”が,使用されない特徴には“0”が割り当てられる。提案手法は学習データの識別率があらかじめ定められた基準を超える遺伝子のみを予備選択し,その遺伝子に対して特徴数の減少比を適応度として親遺伝子を決定し,世代が進むに従い“1”をとる特徴を減少させていく機構を持つ。この機構により,識別率を維持しつつ認識に使用する特徴数を減少させることが可能となる。類似文字に対する識別実験において,提案手法はF比を用いる手法に比べて少ない特徴数で高い識別率を得た。また,特徴からその発生源の画素を表示する特徴可視化の手段によって,GAは人間が識別に用いていると推察される字形的差分を自動で獲得している様子を確認した。これらにより提案手法の有効性を確認した。(著者抄録)