抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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阿波藍と阿波しじら織物の概要と自治体における取り組みを紹介した。阿波藍は徳島県で製造される天然藍染料の「すくも」をいう。種まきから阿波藍が完成するまで約9~10ケ月かかる。藍師(阿波藍の製造者)5軒が伝統を守り製造している。染料成分インジゴは3.2%,インジゴ異性体インジルビンは0.0018%含まれている。阿波藍の振興には,阿波藍で染めた製品の進行が不可欠であり,振興団体の設立,文化として,産業として,観光産業としての取組みを行っている。徳島県立工業技術センターでは技術相談,協力業務,試験・研究を行っている。また阿波しじら織物は徳島県の伝統的特産品,国の伝統的工芸品に指定されている。現在は数軒の製造工場を残すのみになった。独特の肌触りが好まれている綿織物で,その風合いは平織と畝織の混合組織で造られている布のしぼによって生まれる。国府町商工会が支援し,技術センターは協力業務,研究を行っている。