抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では環境水のラジウム同位体を迅速に分離定量する新しい方法を開発することを目的とした。陽イオン交換樹脂を用い,バッチ法の連続回収操作を行うことにより,野外調査中に簡単な操作で大量の試料水からラジウムを迅速に分離し,回収されたラジウムのみを実験室に持ち帰り,ガンマ線スペクトロメトリーにより,
226Raでは
214Pbの352keVのガンマ線,
228Raでは
228Acの911keVのガンマ線をそれぞれ測定し,得られたラジウム量から計算でラジウム濃度を推定する新しい分析方法を開発した。本方法を用いれば,
226Ra濃度として,10Lの試料水を用いれば10mBq/L程度,50Lの試料水を用いれば1mBq/L以下のラジウムの定量が可能になった。(著者抄録)