文献

J-GLOBAL ID：201102292772017236   整理番号：11A1744044

「生活と水」逆浸透法による海水淡水化のための統計学的プロセスコントロール法の開発

Development of a Statistical Process Control for Desalination Plants using Reverse Osmosis

著者 (3件)： 中村耕三 (長崎大 大学院生産科学研究科) ,  宮本潤哉 (長崎大 大学院生産科学研究科) ,  中村剛 (長崎大 大学院生産科学研究科)
資料名： 日本海水学会誌  (Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan)
巻： 65  号： 5  ページ： 289-293  発行年： 2011年10月01日 
JST資料番号： F0235A  ISSN： 0369-4550  CODEN： NKAGBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界的な水不足に対応するためRO膜による海水の淡水化技術の需要が高まっている。近年では,大型のRO法による海水淡水化プラントの建設が行われている。RO法によるプラントの問題のひとつとしてRO膜に供給する海水指標の精度の問題がある。これは,海水の水質によるRO膜の寿命に影響する問題で,本来RO膜の交換率を予測し造水コストを算出しているが,RO膜への供給海水の水質管理が悪く予測以上に交換率が上昇した場合,造水コストの上昇を引き起す。また,急激な水質の劣化によるプラント停止などプラントの運転において深刻な問題を引き起こす可能性がある。そこで本研究では,RO膜法による水質に関わる問題を抽出し,その問題の対策として現在の水質評価法を補完する指標の提案とその利用方法として連続監視によるプラント制御に関する提案と検討を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *淡水化 ,  *逆浸透 ,  半透膜 ,  寿命 ,  *水質 ,  統計解析 ,  プロセス制御
準シソーラス用語： *海水淡水化

分類 (2件)： 海水の物理的性質  (DC06020V) ,  膜分離  (XD02120Z)

引用文献 (11件)：

• FRITZMANN, C. State-of-the-art of reverse osmosis desalination. Desalination. 2007, 216, 1-76
• HONG, K. Assessment of various membrane fouling indexes under seawater conditions. Desalination. 2009, 249, 247-259
• NAHRSTEDT, A. New insights into silt density index and modified fouling index measurements. IWA, 2008. 2008
• PARK, C. Variation and prediction of membrane fouling index Under various feed water characteristics. J. Mem. Sci. 2006, 284, 248-254
• Standard test method for silt density index (SDI) of water. ASTM

タイトルに関連する用語 (8件)： 生活 ,  水 ,  逆浸透法 ,  海水淡水化 ,  統計学 ,  プロセス ,  コントロール ,  開発