網膜前駆体細胞の増殖と分化でのZicファミリー亜鉛フィンガー転写因子の役割

WATABE Yui; WATABE Yui; WATABE Yui; BABA Yukihiro; NAKAUCHI Hiromitsu; MIZOTA Atsushi; WATANABE Sumiko

文献

J-GLOBAL ID：201102292985248428 整理番号：11A1828677

網膜前駆体細胞の増殖と分化でのZicファミリー亜鉛フィンガー転写因子の役割

The role of Zic family zinc finger transcription factors in the proliferation and differentiation of retinal progenitor cells

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資料名：
巻： 415 号： 1 ページ： 42-47 発行年： 2011年11月11日
JST資料番号： B0118A ISSN： 0006-291X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

亜鉛フィンガー転写因子のZicファミリーメンバーは,各種の発達過程で重要な役割をする。DNAマイクロアレー分析を用い,Zicsがマウス網膜の末梢領域で,SSEA-1陽性初期網膜前駆体で強く発現していることを見出した。各種の発達段階の網膜のmRNAを用いた,逆転写ポリメラーゼ鎖反応は,Zic1とZic2が,胚網膜で発現しており,続いて,網膜発達中に次第に低下することを示した。Zic3も,胚網膜で発現してした;その発現量は,成熟まで,僅かに低下したが,発現していた。胚第17.5日の網膜前駆体でZic1,Zic2またはZic3を過剰発現し,2週間,外移植片として網膜を培養した。桿体光受容体数は,対照より少なかったが,他の細胞型は,対照とZic過剰発現細胞の間で有意差を示さなかった。正常網膜前駆体の増殖活性は,正常なin vivo発達過程で観察されるように,培養5日後に低下した。しかしながら,Zic発現網膜細胞は,第5と7日で増殖し続け,Zicsが網膜前駆体細胞の増殖活性を維持することを示唆した。Zic1,2と3の影響は,網膜前駆体の分化と増殖の観点から区別できないため,網膜発達でのZicsの重複する機能が示唆された。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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視覚 , 細胞構成体の機能

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