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J-GLOBAL ID：201102294585825968   整理番号：11A0405580

グリコプロッティング支援O-グリコミクス: カルバミン酸アンモニウムによる糖蛋白質からの高度のO-グリカン放出効率

Glycoblotting-Assisted O-Glycomics: Ammonium Carbamate Allows for Highly Efficient O-Glycan Release from Glycoproteins

著者 (11件)： MIURA Yoshiaki (Ezose Sci., Inc., New Jersey, USA) ,  KATO Kentaro (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  TAKEGAWA Yasuhiro (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  KUROGOCHI Masaki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  FURUKAWA Jun-ichi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SHINOHARA Yasuro (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  NAGAHORI Noriko (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  AMANO Maho (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HINOU Hiroshi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  NISHIMURA Shin-ichiro (Ezose Sci., Inc., New Jersey, USA) ,  NISHIMURA Shin-ichiro (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 82  号： 24  ページ： 10021-10029  発行年： 2010年12月15日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多様な糖蛋白質試料から完全O-グリカンを放出させるため,非酵素的化学処理を併用したグリコプロッティングをベースとするO-グリコミクスの標準法を開発した。本法によってカルバミン酸アンモニウムが存在する非還元的条件により,不都合な副反応に起因する完全O-グリカンの顕著な損失なしに,グリコプロッティングをベースとする濃縮法によりO-グリカンを分析することができた。ヒドラジド粒状材(BlotGlyco H粒子)を用いるグリコプロッティング,粒状材上の化学操作およびそれに続く質量分析によって,健常者から採取し,免疫親和性カラムで精製した尿MUC1糖蛋白質およびヒト乳オステオポンチン(OPN)のO-グリコミクスを高スループットで定量的に実施することができた。OPN中O-グリカンの構造は,習慣性フコシル化およびN-アセチルラクトサミン単位と共に変動することがわかった。本法は,ヒト血清および尿,培養ヒトがん細胞やホルマリン固定パラフィン埋包組織切片など一般的生物および臨床試料の濃縮分析に適することが分かった。

シソーラス用語： サイトカイン ,  *グリコシド ,  *多糖類 ,  *糖タンパク質 ,  ヒト ,  腫瘍抗原 ,  MALDI-TOF MS ,  粒状材 ,  タンパク質分解 ,  飛行時間法
準シソーラス用語： MUC-1 ,  オステオポンチン ,  *O-グリカン

分類 (2件)： 糖質・糖鎖一般  (EB06010I) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (1件)： カルバミド酸アンモニウム

タイトルに関連する用語 (9件)： プロッティング ,  支援 ,  グリコミクス ,  カルバミン酸 ,  アンモニウム ,  糖蛋白質 ,  高度 ,  O-グリカン ,  放出