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J-GLOBAL ID：201102295888643575   整理番号：11A0425055

十字形鋼短柱の高温時座屈挙動

BUCKLING BEHAVIOR OF CRUCIFORM SECTION STEEL STUB COLUMN AT HIGH TEMPERATURES

著者 (5件)： 安部武雄 (東京工大 建築物理セ) ,  大塚貴弘 (名城大 理工) ,  柴田秀爾 (JR東日本ビルテック) ,  KNOBLOCH Markus (スイス連邦工科大 チューリッヒ校) ,  FONTANA Mario (スイス連邦工科大 チューリッヒ校)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 660  ページ： 437-442  発行年： 2011年02月28日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 幅厚比と温度をパラメータとした十字形鋼短柱の圧縮実験と有限要素法による数値解析を行い,高温時の座屈挙動を分析した。また既往の文献(同誌,第582号,pp。81-86,2004年など)で提案した座屈後耐力評価手法の高温時への適用性も検討した。この結果,以下のようなことが分かった。1)ひずみ塑性率は,加力時の温度によらず一般化幅厚比の関数として評価できる。2)高温時の座屈波形は,常温時の波形とは異なり材軸方向に長くなる。3)一定温度で単調加力する場合には,鋼板の座屈挙動に対しても相当応力と相当塑性ひずみの関係を高温時引っ張り試験の材料特性と一致させることで,精度のよい結果が得られる。4)既往文献で提案した耐力関数を用いた座屈後耐力推定手法は,高温時の鋼板の座屈挙動に対しても適用できる。

シソーラス用語： 鋼板 ,  *座屈 ,  座屈後挙動 ,  *十字形 ,  *短柱 ,  熱特性 ,  *高温 ,  圧縮試験 ,  比率 ,  塑性率 ,  *鋼構造 ,  幅厚比 ,  高温特性 ,  有限要素解析 ,  *立体
準シソーラス用語： 高温時特性 ,  有限要素法解析

分類 (2件)： 構造要素一般  (HD03010W) ,  金属材料  (HC03020E)

引用文献 (18件)：

• 1) 鋼構造耐火設計指針, 第6章, 日本建築学会, 2008.3
• 2) 平島岳夫,織茂俊泰,菊田繁美,高橋孝二,堀昭夫,中込昭,松戸正士,鈴木隆生,吉田正友,山内泰之,中村賢一,上杉英樹,齋藤光:高温時における鋼構造部材の耐力変形性能に関する研究, 構造工学論文集, Vol.46B, pp.735-746, 2000.3
• 3) 上杉英樹,鈴木隆生,平島岳夫,齋藤光:高温時における耐火鋼部材の応力変形性状, 構造工学論文集, Vol.43B, pp.359-366, 1997.3
• 4) 平島岳夫,窪田伸,上杉英樹,齋藤光:耐火鋼を用いたH形・溝形断面部材の圧縮変形性能, 日本建築学会関東支部研究報告文集, 構造系, pp.197-200, 1995
• 5) 染谷朝幸,窪田伸,作本好文,上杉英樹,齋藤光:耐火鋼を用いたH形・箱形断面柱の高温時耐力, 構造工学論文集, Vol.39B, pp.393-404, 1993.3

タイトルに関連する用語 (4件)： 十字形 ,  短柱 ,  座屈 ,  挙動