抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2011年東北地方太平洋沖地震では,東京湾岸の北部は震源から約380kmも離れていたにもかかわらず,大変広い範囲で液状化が発生した。筆者たちが,地震の翌日から約10日間かけて,東京から千葉まで現地調査した結果を報告した。東京湾岸の埋立てが始まって以降,液状化が発生したのは1923年関東地震及び1987年千葉県東方沖地震だけであり,この過去の履歴に基づき,まず可能性のある地域を調査した。その結果,液状化したのは東京から千葉市の間と考えられ,さらに調査を行った。航空写真と合わせて判断すると,東京のお台場から千葉市の千葉港付近までの広い範囲で液状化が発生したと言える。液状化の特徴とそれに伴う被災概要につき述べた。