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J-GLOBAL ID：201102297143515012   整理番号：11A1598353

吸引通気式堆肥化処理による発酵熱の回収と利用-異なる副資材の混合が熱の回収量および利用量に与える影響-

Heat Recovery and Utilization from Dairy Manure Composting Process by Vacuum-type Aeration Composting System-Effect of Mixing Various Bulking Agents on Heat Recovery and Utilization-

著者 (2件)： 小島陽一郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研) ,  阿部佳之 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研)
資料名： 農業施設  (Journal of the Society of Agricultural Structures, Japan)
巻： 42  号： 2  ページ： 51-58  発行年： 2011年09月25日 
JST資料番号： L0964A  ISSN： 0388-8517  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では牛ふんに混合する副資材の種類が堆肥化過程における発酵熱の発生と回収に及ぼす影響を調査するとともに,吸引通気式堆肥化システムによる発酵熱利用の可能性を検討した。その結果,430Lの発酵槽で28日間の堆肥化を行い,その期間に排気により回収可能な熱量が明らかになった。具体的には一般的な4種類の副資材に加え,未・低利用資材である廃農業用ロックウールおよび廃菌床を牛ふんと混合して堆肥化を行ったところ,堆肥化過程で回収できた熱量は229~601MJ・m^-3であり,そのうち利用可能なエネルギ(エクセルギ)は90~162MJ・m^-3であった。堆肥からの現物あたりの回収熱量は,直接燃焼による回収熱量の13%であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *堆肥化 ,  家畜糞尿 ,  ウシ ,  発熱 ,  *熱回収 ,  人工通気 ,  発酵槽 ,  *廃熱利用 ,  排気 ,  *農業廃棄物 ,  培地 ,  ロックウール ,  有効エネルギー ,  *堆肥 ,  通気系統 ,  熱収支
準シソーラス用語： エクセルギー ,  吸引通気式 ,  牛糞 ,  *牛糞堆肥 ,  通気 ,  通気システム ,  廃菌床 ,  廃農業用ロックウール

分類 (2件)： 肥料の調製,保存  (FB05020N) ,  農業廃棄物の利用  (FB07050I)

引用文献 (25件)：

• 阿部佳之. 吸引通気式堆肥化処理技術の開発第1報. 農業施設. 2003, 33, 4, 39-45
• 阿部佳之. 吸引通気式堆肥化処理技術の開発第2報. 農業施設. 2003, 34, 1, 21-30
• 阿部佳之. 吸引通気式堆肥化処理技術の開発第3報. 農業施設. 2008, 38, 4, 249-262
• 阿部佳之. 吸引通気式堆肥化処理におけるアンモニア回収と資源化. におい・かおり環境学会誌. 2009, 40, 4, 221-228
• 藤田賢二. 有機物の持つ熱量. コンポスト化技術. 1993, 46-51

タイトルに関連する用語 (5件)： 吸引 ,  通気 ,  堆肥化 ,  発酵熱 ,  副資材