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J-GLOBAL ID：201102297203332044   整理番号：11A0161174

社会性アメーバDictyostelium discoideumにおける性決定

Sex Determination in the Social Amoeba Dictyostelium discoideum

著者 (7件)： BLOOMFIELD Gareth (Medical Res. Council Lab. Molecular Biology, Cambridge, GBR) ,  BLOOMFIELD Gareth (Wellcome Trust Sanger Inst., Hinxton, GBR) ,  SKELTON Jason (Wellcome Trust Sanger Inst., Hinxton, GBR) ,  IVENS Alasdair (Wellcome Trust Sanger Inst., Hinxton, GBR) ,  TANAKA Yoshimasa (Medical Res. Council Lab. Molecular Biology, Cambridge, GBR) ,  TANAKA Yoshimasa (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  KAY Robert R. (Medical Res. Council Lab. Molecular Biology, Cambridge, GBR)
資料名： Science  (Science)
巻： 330  号： 6010  ページ： 1533-1536  発行年： 2010年12月10日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モデル生物であるDictyostelium discoideum(キイロタマホコリカビ)の接合型遺伝子座を発見しそれを解析した。D.discoideumは3種類の性(接合型I,IIおよびIII)を有し,それぞれの性は他の2つの各々と対をなして3種類の接合体が生じる。接合型は1つの遺伝子座により決定されるとの知見より,特定の接合型のメンバーにのみ存在する遺伝子の探索を試みた。配列の決定しているD.discoideum I型の遺伝子のDNAマイクロアレイを用いた比較ゲノムハイブリダイゼーションを行った。第5染色体の107アミノ酸をコードする短いORFを同定した。この遺伝子(matAと命名)を欠失するとII型株と対にしてもマクロシストを形成できないことから,I型の接合に必要な性決定因子であることを示唆した。III型はmatSが規定する。II型は複合型でmatAとmatSの同族体により他の接合型と接合する。II型は他の2つの性の遺伝子座版の融合により生じたのかもしれない。

シソーラス用語： *Dictyostelium discoideum ,  *接合【生殖】 ,  巨細胞 ,  DNAマイクロアレイ ,  *遺伝子 ,  性決定
準シソーラス用語： マクロシスト ,  *性決定遺伝子

分類 (2件)： 分化,増殖,成長,生殖  (EG03055B) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 社会 ,  アメーバ ,  Dictyostelium ,  性決定