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J-GLOBAL ID：201102298235205881   整理番号：11A1114513

産地ブランド確立に向けた緑茶産地のマーケティング戦略-三重県産(伊勢茶)のかぶせ茶を事例として-

著者 (2件)： 糀谷斉 (三重県農研) ,  合崎英男 (農研機構 農村工研)
資料名： 農業経営研究  (Japanese Journal of Farm Management)
巻： 49  号： 1  ページ： 1-12  発行年： 2011年06月25日 
JST資料番号： L4236A  ISSN： 0388-8541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 三重県茶産地では,産地ブランド確立に伊勢茶かぶせ茶の活用を検討している。本稿では,消費市場では後発ブランドとなるこの製品を事例に,品質の特徴を表示するラベルの導入や,製品の詳細な説明が消費者の緑茶選択行動に与える影響について検証した。調査・分析には選択実験を用いた。確率効用理論に基づいた条件付ロジットモデルにより計測を行なった。調査は,首都圏と中京圏の2地域で実施した。その結果,製品の認知や知識を高めるための情報量が多いと選好強度が高まることを定量的に確認した。一方,消費地域の違いについては,首都圏消費者は静岡茶に対する志向が強く,伊勢茶は中京圏をターゲットとするのが有利と判断した。マーケティング戦略として,総合的なプロモーションの必要性を提案した。

シソーラス用語： *緑茶 ,  ブランド ,  マーケティング ,  三重県 ,  事例研究 ,  実験 ,  ラベル ,  消費者志向 ,  ロジットモデル ,  データ解析 ,  *農業経営
準シソーラス用語： かぶせ茶 ,  産地ブランド ,  選択実験

分類 (3件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  し好料作物  (FC03076D) ,  マーケティング一般  (KA06010L)

引用文献 (27件)：

• 合崎英男. 農業・農村の計画評価-表明選好法による接近-. 2005
• AIZAKI, H. Influence of Information About Agrochemicals Provided via Internet-Enabled Mobile Phones on Consumer Valuation of Food. Journal of Agricultural & Food Information. 2010, 11, 209-221
• 合崎英男. データ解析環境Rによる選択型コンジョイント分析入門. 農村工学研究所技報. 2007, 206, 151-173
• 合崎英男. BSEと食品安全性に関する消費者の知識と態度および牛肉選択行動の統合分析. 食品安全性の経済評価-表明選好法による接近-. 2004, 88-129
• 合崎英男. 生産情報公表牛肉およびBSE検査済み外国産牛肉の消費者評価-選択実験による接近-. 農業情報研究. 2006, 15, 3, 293-305

タイトルに関連する用語 (8件)： 産地ブランド ,  緑茶 ,  産地 ,  マーケティング戦略 ,  三重 ,  伊勢 ,  茶 ,  かぶせ