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J-GLOBAL ID：201102299124532332   整理番号：11A1172263

Rh₁₇S₁₃超伝導体の光電子研究

Photoemission Study of Rh₁₇S₁₅ Superconductor

著者 (11件)： FUKUI Masaki (Okayama Univ., Okayama) ,  YOSHIDA Rikiya (Okayama Univ., Okayama) ,  NAKAMURA Yoshiaki (Okayama Univ., Okayama) ,  KATO Yukako (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst. (JASRI), Hyogo) ,  MURO Takayuki (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst. (JASRI), Hyogo) ,  SETTAI Rikio (Osaka Univ., Osaka) ,  ONUKI Yoshichika (Osaka Univ., Osaka) ,  HARIMA Hisatomo (Kobe Univ., Kobe) ,  HIRAI Masaaki (Okayama Univ., Okayama) ,  MURAOKA Yuji (Okayama Univ., Okayama) ,  YOKOYA Takayoshi (Okayama Univ., Okayama)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 80  号： Supplement A  ページ： SA111.1-SA111.3  発行年： 2011年07月 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Rh₁₇S₁₃の電子構造を,軟X線光電子分光法と第一原理バンド構造計算により研究する。S 2pコア準位スペクトルは対称成分により説明できるが,Rh 3dコア準位は非対称な線形状を示し,Fermi準位近傍の状態でRh 4d特性が支配的であることを示唆している。Rh₁₇S₁₃におけるRh 4dの結合エネルギーはRh金属におけるものと同じで,この観察は金属Rh-Rh結合を意味している。実験からの価電子スペクトルにおける多くの特徴は計算で合理的に説明でき,Rh₁₇S₁₃の電子特性を理解するのに,一粒子近似は良い出発点であることを示している。実験と計算の比較は,Fermi準位近傍の状態のRh 4d特徴はRh₁₇S₁₃における相関する超伝導に本質的であることを示唆している。しかし,有限質量増加などの実験と計算とのある偏差が見つかり,電子-フォノン結合と電子相関の両方あるいはどちらか一方の取扱いについてのいくつかの補正が必要であることを示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ロジウム化合物 ,  *硫化物 ,  超伝導体 ,  電子構造 ,  バンド構造 ,  内殻準位 ,  Fermi準位 ,  結合エネルギー ,  金属結合 ,  ロジウム ,  電子相関 ,  電子-フォノン相互作用 ,  価電子バンド ,  *超伝導 ,  X線光電子スペクトル ,  計算
準シソーラス用語： 第一原理計算 ,  電子-フォノン結合

分類 (1件)： 金属系超伝導体の物性  (BM04022R)

タイトルに関連する用語 (3件)： 超伝導体 ,  光電子 ,  研究