特許
J-GLOBAL ID:201103001260768948

セメント量の推定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久寶 聡博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-024293
公開番号(公開出願番号):特開2011-163810
出願日: 2010年02月05日
公開日(公表日): 2011年08月25日
要約:
【課題】 フレッシュコンクリートやフレッシュモルタルに含まれるセメントの質量を、特に単位セメント量として簡易かつ一定の精度で推定する。【解決手段】本発明においては、まず、採取されたフレッシュコンクリートから粗骨材を除去し、該粗骨材の質量Mgと残りのフレッシュモルタルの質量M1とをそれぞれ計測し、フレッシュモルタルから水分を除去する(101〜103)。次に、モルタル乾燥試料の質量MTを計測して水分除去前後の質量差を(1)式で算出し(104)、モルタル乾燥試料に対して蛍光X線分析を行う一方、セメント単体及び細骨材単体に対して個別に蛍光X線分析を行う(106,107)。次に、(2a)及び(3a)を用いて、モルタル乾燥試料中のセメントの質量Mc及び細骨材の質量Msを算出し(108)、Mc及びMsを、粗骨材の質量Mg及び水の質量Mwとともに、(4a′)に代入することで、フレッシュコンクリートの単位セメント量Mcuを得る(109)。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
セメント及び細骨材からなる分析対象試料の質量MTを計測し、 前記分析対象試料に含まれる元素であって、カルシウム、ケイ素、アルミニウム、鉄及び硫黄のうちのいずれかを対象元素として蛍光X線分析を行うことにより、前記分析対象試料の全体質量に対する前記対象元素の質量比Rを求め、 前記セメントのみに対する蛍光X線分析で予め得られた該セメントの全体質量に対する前記対象元素の質量比Rc及び前記細骨材のみに対する蛍光X線分析で予め得られた該細骨材の全体質量に対する前記対象元素の質量比Rsと、前記質量比Rとの間の関係式、 R=(Mc・Rc+Ms・Rs)/(Mc+Ms) (2a) 及び、次式、 MT=Mc+Ms (3a) Mc;前記分析対象試料中のセメントの質量 Ms;前記分析対象試料中の細骨材の質量 から前記分析対象試料中のセメントの質量Mcを算出することを特徴とするセメント量の推定方法。
IPC (2件):
G01N 33/38 ,  G01N 23/223
FI (2件):
G01N33/38 ,  G01N23/223
Fターム (9件):
2G001AA01 ,  2G001BA04 ,  2G001CA01 ,  2G001GA01 ,  2G001LA03 ,  2G001NA07 ,  2G001NA08 ,  2G001NA09 ,  2G001NA17
引用特許:
審査官引用 (2件)

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