特許
J-GLOBAL ID:201103005556727576
一塩基多型を検出する方法および試薬キット
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人原謙三国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-054658
公開番号(公開出願番号):特開2011-182763
出願日: 2010年03月11日
公開日(公表日): 2011年09月22日
要約:
【課題】より信頼性のある検出結果を得ることができるSNPの検出方法、およびSNPを検出するための試薬キットを提供する。【解決手段】ヘアピンプライマーを含むプライマーセット、コンペティタープライマーを含むプライマーセット、バルジ構造結合分子および試料核酸、を用いて核酸増幅反応を行い、SNPを検出する方法であって、コンペティタープライマーは、ヘアピンプライマーの試料核酸に対して相補的な領域よりも、5’末端側に少なくとも1塩基長いものであるので、偽陽性の発生を抑制することができ、より信頼性の高い検出結果を得ることができる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
ヘアピンプライマーを含むプライマーセット、コンペティタープライマーを含むプライマーセット、バルジ構造結合分子および試料核酸、を用いて核酸増幅反応を行い、SNPを検出する方法であって、
該バルジ構造結合分子を用いて、該ヘアピンプライマーの量を測定する測定工程、を包含し、
該試料核酸には、野生型核酸および/または野生型核酸に対してSNPの位置において一塩基変異している変異型核酸が含まれ、
該ヘアピンプライマーは、該試料核酸に対して相補的な領域、および該領域の5’末端に結合された一本鎖DNA断片からなるものであって、
該一本鎖DNA断片は、ヘアピン構造を形成し、該ヘアピン構造中にバルジ構造を有するものであり、
該ヘアピンプライマーの3’末端の位置は、該試料核酸におけるSNPの位置になるように設計されており、
該コンペティタープライマーは、該ヘアピンプライマーの試料核酸に対して相補的な領域よりも、5’末端側に少なくとも1塩基長いものであり、該コンペティタープライマーの3’末端の位置は、該試料核酸におけるSNPの位置になるように設計されており、
(1)該ヘアピンプライマーにより、該野生型核酸の増幅を目的とする場合は、該コンペティタープライマーの3’末端は、該変異型核酸における該SNPの位置の塩基に相補的な塩基である、または、
(2)該ヘアピンプライマーにより、該変異型核酸の増幅を目的とする場合は、該コンペティタープライマーの3’末端は、該野生型核酸における該SNPの位置の塩基に相補的な塩基である
ことを特徴とする方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (16件):
4B024AA11
, 4B024AA20
, 4B024BA80
, 4B024CA01
, 4B024CA09
, 4B024HA12
, 4B063QA12
, 4B063QA17
, 4B063QQ12
, 4B063QQ42
, 4B063QQ58
, 4B063QR08
, 4B063QR32
, 4B063QR55
, 4B063QR62
, 4B063QS34
引用特許:
審査官引用 (4件)
-
バルジ塩基認識分子およびバルジ塩基検出方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2003-054707
出願人:独立行政法人科学技術振興機構
-
バルジ塩基検出分子
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-061945
出願人:科学技術振興事業団
-
グアニンバルジ修飾分子
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-062883
出願人:科学技術振興事業団
引用文献:
審査官引用 (3件)
-
F.Takei, et al., Chem Eur J, 2007, 13, pp4452-4457
-
Z.Xi, et al., Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters, 2005, 15, pp2673-2677
-
武井史惠ら、日本化学会第88春季年会-講演予稿集II、平成20(2008)年3月12日、814頁、1
前のページに戻る