特許
J-GLOBAL ID:201103007245076639

シラン表面処理シリカ系微粒子、その製造方法およびそれを含有する有機樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩見谷 周志
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-067179
公開番号(公開出願番号):特開2000-044226
特許番号:特許第3756339号
出願日: 1999年03月12日
公開日(公表日): 2000年02月15日
請求項(抜粋):
【請求項1】(1)一般式(I): Si(OR3)4 (I) (但し、R3は同一または異種の炭素原子数1〜6の一価炭化水素基) で示される4官能性シラン化合物またはその部分加水分解生成物またはこれらの混合物を塩基性物質を含む親水性有機溶媒と水の混合液中で加水分解、縮合することによって親水性シリカ微粒子混合溶媒分散液を得、 (2)次いで該親水性シリカ微粒子混合溶媒分散液の分散媒を水に変換することによりSiO2単位からなる親水性シリカ微粒子の水性分散液を得、 (3)得られた親水性シリカ微粒子水性分散液に、一般式(II): R2Si(OR4)3 (II) (但し、R2は置換または非置換の炭素原子数1〜20の一価炭化水素基、R4は同一または異種の炭素原子数1〜6の一価炭化水素基) で示される3官能性シラン化合物またはその部分加水分解生成物またはこれらの混合物を添加して親水性シリカ微粒子表面をこれにより処理することにより、前記親水性シリカ微粒子の表面にR2SiO3/2単位(但し、R2は前記の通り)を導入し、疎水性シリカ微粒子水性分散液を得、 (4)得られた疎水性シリカ微粒子水性分散液の分散媒をケトン系溶媒に変換し、疎水性シリカ微粒子ケトン系溶媒分散液を得、 (5)得られた該疎水性シリカ微粒子ケトン系溶媒分散液に一般式(III): R13SiNHSiR13(III) (但し、R1は同一または異種の置換または非置換の炭素原子数1〜6の一価炭化水素基) で示されるシラザン化合物、一般式(IV): R13SiX (IV) (但し、R1は一般式(III)に同じ。XはOH基または加水分解性基) で示される1官能性シラン化合物またはこれらの混合物を添加し、前記疎水性シリカ微粒子表面に残存する反応性基をトリオルガノシリル化して該疎水性シリカ微粒子の表面にR13SiO1/2単位(但し、R1は一般式(III)で定義の通り)を導入する ことにより得られたシラン表面処理シリカ微粒子であって、 下記の条件(i)および(ii): (i)室温で液体であり、誘電率が1〜40F/mである有機化合物とシリカ系微粒子とを5対1の重量比で混合し振とうした際に、該シリカ系微粒子が前記有機化合物中に均一に分散する。 (ii)該シリカ系微粒子をメタノールに分散した分散液からメタノールをエバポレータで加熱下留去した後、100°Cの温度で2時間保持した際に、1次粒子として残存する1次粒子量の当初存在した1次粒子量に対する比率が20%以上である。 を満たす、 1次粒子の粒径が0.01〜5ミクロンのシラン表面処理シリカ系微粒子。
IPC (6件):
C01B 33/18 ( 200 6.01) ,  C08K 3/36 ( 200 6.01) ,  C08K 9/06 ( 200 6.01) ,  C08L 101/00 ( 200 6.01) ,  C09C 1/28 ( 200 6.01) ,  C09C 3/12 ( 200 6.01)
FI (6件):
C01B 33/18 C ,  C08K 3/36 ,  C08K 9/06 ,  C08L 101/00 ,  C09C 1/28 ,  C09C 3/12
引用特許:
審査官引用 (5件)
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