特許
J-GLOBAL ID:201103011695180042

氷蓄熱式真空冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 孝雄
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-157725
公開番号(公開出願番号):特開2000-346405
特許番号:特許第3497772号
出願日: 1999年06月04日
公開日(公表日): 2000年12月15日
請求項(抜粋):
【請求項1】 冷却室を備える密閉可能な容器と、この容器の前記冷却室内を減圧して、この冷却室内に置いた被冷却物を冷却する減圧手段と、前記容器の前記冷却室を大気圧に戻す吸気手段と、氷蓄熱式真空冷却装置を全自動的に運転するための制御装置とを備え、前記容器には、前記冷却室に食品を出し入れする入口を開閉する扉が設けられており、この開閉扉には、食品の冷却状態を確認するための監視窓と照明ランプが設けられており、前記容器に加熱ヒータが取り付けられて、前記冷却室の天井に付着する結露を蒸発させ、前記容器の冷却室内に撹拌装置を設置して、食品を撹拌しながら冷却し、前記減圧手段が、エゼクタと、冷水送給ポンプと、蓄熱装置とから構成され、前記蓄熱装置が、冷凍装置と、蓄熱コイルと、水槽とから構成され、前記蓄熱コイルが、水槽内の水中に浸漬するように支持され、前記エゼクタの長手方向通路の一端入口部に前記水槽から冷水を供給する冷水供給管の一端が接続され、この冷水供給管の他端は冷水送給ポンプを介して水槽に接続され、前記エゼクタの一端入口部に対向する他端出口部に復水を水槽に戻すための戻し管の一端が接続され、この戻し管の他端は水槽に向かって開放され、前記エゼクタの吸引口に、真空吸引管の一端が接続され、且つ他端は逆止弁を介して容器の冷却室に連通され、前記冷凍装置は、前記水槽の上部に設置され、この冷凍装置からの冷媒が通過して熱を吸収する前記蓄熱コイルは、冷凍装置の下端に取り付けられて水槽内の水中に浸漬して氷塊を生成可能とし、前記水槽に、その内部に水を供給して蓄えるために給水管の一端が接続され、その他端は給水弁を介して給水源に接続され、前記給水弁は、水槽内に配置されたボールタップで開閉制御され、前記水槽の底部に、排水管の一端が接続され、他端は排水弁を介して排水設備に開放され、前記水槽内の所定水面高さ位置に、当該水槽内の水が所定水位を超えた時に排水するオーバーフロー管の一端が接続され、その他端は排水弁より下流側における排水管に接続され、前記吸気手段は、一端が容器の冷却室に連通し、他端がフィルタ装置を介して大気に連通した吸気管を備え、この吸気管の途中には空気流量を調整する空気弁とこの吸気管を開閉し、同時に空気流量を調整する空気調整弁が設けられ、前記制御装置は、温度指示調節器と信号線によって電気的に接続され、この温度指示調節器は容器の冷却室内に配置された温度センサと信号線により電気的に接続され、前記制御装置は、吸気手段の吸気管に配設された空気調整弁、冷水送給ポンプ、及び冷凍装置ともそれぞれ信号線によって電気的に接続され、 前記制御装置が、前記温度センサにより、前記冷却室内における被冷却物の温度を検出して前記冷凍装置の運転、前記冷水送給ポンプの運転、及び空気調整弁の開閉を行って、氷蓄熱式真空冷却装置の全自動運転制御を行うことを可能とし、前記空気調整弁は、容器内の圧力を圧力センサから信号線で検出器及び制御装置に接続されて、比例制御にてきめ細かな空気流量調整を行うことを可能とし、容器の冷却室内における減圧速度及び吸気速度を比例制御にて制御することができることを特徴とする氷蓄熱式真空冷却装置。
IPC (2件):
F24F 5/00 102 ,  F25D 7/00
FI (2件):
F24F 5/00 102 K ,  F25D 7/00 A
引用特許:
審査官引用 (2件)

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