特許
J-GLOBAL ID:201103018115120662
原子発振器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
布施 行夫
, 大渕 美千栄
, 永田 美佐
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-045081
公開番号(公開出願番号):特開2011-182215
出願日: 2010年03月02日
公開日(公表日): 2011年09月15日
要約:
【課題】従来よりも周波数精度を向上させることができる原子発振器を提供する。【解決手段】磁場発生部40は、アルカリ金属原子20の第1基底準位と第2基底準位にゼーマン分裂を生じさせる磁場を発生させる。周波数制御部50は、光検出部30の検出信号32に基づいて、光源10が出射する第1の光と第2の光が、順に、複数の所定の磁気量子数の各々に対応する第1基底準位と第2基底準位の間で遷移を引き起こす共鳴光対となるように、所定の切り替えタイミングで第1の光及び第2の光の少なくとも一方の周波数を切り替える。磁場制御部60は、検出信号32に基づいて、第1の光と第2の光が、所定の磁気量子数の各々に対応する共鳴光対となるときの第1基底準位と第2基底準位のエネルギー差を特定可能なプロファイル情報を順に取得し、アルカリ金属原子20にかかる磁場の強度が一定になるように磁場発生部40が発生させる磁場の強度を制御する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
アルカリ金属原子に共鳴光対を照射することにより生じる電磁誘起透過現象を利用する原子発振器であって、
気体状のアルカリ金属原子と、
可干渉性を有し、周波数が異なる第1の光と第2の光を含む複数の光を発生させて前記アルカリ金属原子に照射する光源と、
前記アルカリ金属原子の第1基底準位と第2基底準位にゼーマン分裂を生じさせる磁場を発生させる磁場発生部と、
前記アルカリ金属原子を透過した光を受け取り、受け取った光の強度に応じた検出信号を生成する光検出部と、
前記検出信号に基づいて、前記第1の光と前記第2の光が、前記アルカリ金属原子に電磁誘起透過現象を起こさせる共鳴光対となるように、前記第1の光及び前記第2の光の少なくとも一方の周波数制御を行う周波数制御部と、
前記検出信号に基づいて、前記磁場発生部が発生させる磁場の強度を制御する磁場制御部と、を含み、
前記周波数制御部は、
前記第1の光と前記第2の光が、順に、ゼーマン分裂により生じた複数の前記第1基底準位と複数の前記第2基底準位のうちの複数の所定の磁気量子数の各々に対応する前記第1基底準位と前記第2基底準位の間で遷移を引き起こす共鳴光対となるように、所定の切り替えタイミングで前記第1の光及び前記第2の光の少なくとも一方の周波数を切り替え、
前記磁場制御部は、
前記第1の光と前記第2の光が、前記所定の磁気量子数の各々に対応する前記第1基底準位と前記第2基底準位の間で遷移を引き起こす共鳴光対となるときの前記第1基底準位と前記第2基底準位のエネルギー差を特定可能なプロファイル情報を順に取得し、取得した複数の前記プロファイル情報に基づいて、前記アルカリ金属原子にかかる磁場の強度が一定になるように前記磁場発生部が発生させる磁場の強度を制御する、原子発振器。
IPC (3件):
H03L 7/26
, H03L 7/00
, H01S 5/068
FI (3件):
H03L7/26
, H03L7/00 A
, H01S5/0687
Fターム (18件):
5F173SC10
, 5F173SF03
, 5F173SF33
, 5F173SF43
, 5F173SF62
, 5F173SF65
, 5F173SF74
, 5J106AA01
, 5J106AA02
, 5J106CC01
, 5J106CC08
, 5J106CC55
, 5J106DD05
, 5J106DD33
, 5J106DD44
, 5J106GG02
, 5J106HH01
, 5J106KK15
引用特許:
出願人引用 (1件)
-
原子発振器
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-045963
出願人:日本電信電話株式会社
審査官引用 (1件)
-
原子発振器
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-045963
出願人:日本電信電話株式会社
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