特許
J-GLOBAL ID:201103022083886576

折り畳み自転車

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊栖 康弘 (外1名)
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-257870
特許番号:特許第3098521号
出願日: 1999年09月10日
請求項(抜粋):
【請求項1】 フロントフォーク(30)を連結しているヘッドチューブ(31)が、折畳機構(2)のある連結チューブ(1)を介して立てパイプ(32)に連結され、折畳機構(2)で折曲して折り畳みできるようにしてなる自転車において、折畳機構(2)が以下の全ての構成を有することを特徴とする折り畳み自転車。(a) 折畳機構(2)が、回転軸(5)を介して互いに回動できるように連結してなる第1連結具(3)と第2連結具(4)とを備え、第1連結具(3)と第2連結具(4)が、途中で切り離されている連結チューブ(1)の対向する先端に固定されて、切り離された連結チューブ(1)を第1連結具(3)と第2連結具(4)を介して折り畳みできるように連結している。(b) 第1連結具(3)は第1プレート(6)を備え、第2連結具(4)は第2プレート(7)を備え、第1プレート(6)と第2プレート(7)は、回転軸(5)を介して互いに回動できるように連結されると共に、回転軸(5)と直交する面内に配設されて、連結チューブ(1)を直線状に連結する直線連結状態では、互いにラップする位置に配設される。(c) 第1連結具(3)は、第1プレート(6)を回転軸(5)と平行な方向に貫通して、軸方向に移動できるロックピン(11)を備える。(d) ロックピン(11)は、第1プレート(6)を上面から下面に貫通して下面に突出する突出係止部(11B)を備える。(e) 第2連結具(4)の第2プレート(7)は、連結チューブ(1)を直線状に連結する状態で、突出係止部(11B)が案内されるロック穴(12)を有する。(f) ロックピン(11)は、突出係止部(11B)を突出させる方向に弾性的に押されている。(g) 弾性体(13)は、一端をロックピン(11)に当接されてロックピン(11)を下方に向かって付勢し、突出係止部(11B)を第1プレート(6)から弾性的に突出させ、突出係止部(11B)をロック穴(12)に挿入して、第1連結具(3)と第2連結具(4)を、ロック状態に固定し、突出係止部(11B)をロック穴(12)から押し出す方向にロックピン(11)を押して、第2連結具(4)を第1連結具(3)に対して回動して、連結チューブ(1)を折り畳みするように構成している。(h) 第2連結具(4)は、連結チューブ(1)を直線状に連結する直線連結状態で、第1プレート(6)を第2プレート(7)に押圧してロックするカムレバー(19)を備える。(i) 第2連結具(4)は、第2プレート(7)の上方に、第2プレート(7)と平行に挟着プレート(20)を設けており、この挟着プレート(20)の上側にカムレバー(19)を配設している。(j) カムレバー(19)は、挟着プレート(20)と第2プレート(7)とを貫通するボルト(24)を介して第2プレート(7)に連結されている。(k) 挟着プレート(20)は、第2プレート(7)との間に、第1プレート(6)を案内する挟着溝(21)を設けており、この挟着溝(21)は第1プレート(6)を挿入できるようにしている。(l) 第1プレート(6)を挟着溝(21)に挿入した状態で、第1連結具(3)と第2連結具(4)とを密着状態に連結できるように、第1プレート(6)には、ボルト(24)を案内するスリット(27)を設けており、このスリット(27)はボルト(24)の移動軌跡に沿って開口されている。(m) カムレバー(19)は、回動部(19A)とアーム部(19B)とを備え、回動部(19A)を、ボルト(24)の後端に設けている回転軸(23)に連結している。(n) カムレバー(19)の回動部(19A)は、外周面をカム面(22)としている。(o) ボルト(24)は、挟着プレート(20)と第2プレート(7)とを貫通して第2連結具(4)の内部に挿入されて先端にナット(25)を挿通している。(p) カムレバー(19)は、カム面(22)で挟着プレート(20)を下方に押圧して、挟着溝(21)に挿入された第1プレート(6)を、挟着プレート(20)と第2プレート(7)とで挟着してロックし、カムレバー(19)を反対方向に回動して、カム面(22)による押圧状態を解放してロック状態を解除する。
IPC (1件):
B62K 15/00
FI (1件):
B62K 15/00
引用特許:
審査官引用 (1件)

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