特許
J-GLOBAL ID:201103023983796544

複数の位相同期回路を用いた周波数シンセサイザ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 大日方 富雄 ,  作田 康夫
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-069571
公開番号(公開出願番号):特開2000-269810
特許番号:特許第3656155号
出願日: 1999年03月16日
公開日(公表日): 2000年09月29日
請求項(抜粋):
【請求項1】 第1及び第2の発振回路を用いて基準信号に対して同期した信号を生成する周波数シンセサイザにおいて、 上記第1の発振回路は、 上記基準信号とフィードバック信号が入力される第1の位相比較器と、 上記第1の位相比較器が出力する信号を入力とし位相差に相当する電気信号を発生する第1のチャージポンプと、 上記第1のチャージポンプからの出力信号の高周波雑音を抑圧するとともに閉ループの安定性を確保するための第1のループフィルタと、 上記第1のループフィルタからの出力電圧を電流に変換する第1の電圧電流変換回路と、 上記第1の電圧電流変換回路からの出力信号を入力とし、出力信号に対応して発振周波数が制御される第1の電圧制御発振回路と、 上記第1の電圧制御発振回路からの出力信号を入力とし、所定の分周比にて分周を行う第1の分周器と、 上記第1の電圧電流変換回路の電流値をモニタしてその電流値に対応した電圧を出力する動作電流検出回路と、を備え、 上記第2の発振回路は、 上記第1の電圧制御発振回路からの出力信号とフィードバック信号が入力される第2の位相比較器と、 上記第2の位相比較器が出力する信号を入力とし位相差に相当する電気信号を発生する第2のチャージポンプと、 上記第2のチャージポンプからの出力信号の高周波雑音を抑圧するとともに閉ループの安定性を確保するための第2のループフィルタと、 上記動作電流検出回路からの出力信号をもとに、所定のバイアス電流を生成するバイアス電流供給回路と、 上記第2のループフィルタ及び上記バイアス電流供給回路からの出力電圧を電流に変換する第2の電圧電流変換回路と、 上記第2の電圧電流変換回路からの出力信号を入力とし、この出力信号に対応して発振周波数が制御される第2の電圧制御発振回路と、 上記第2の電圧制御発振回路からの出力信号を入力とし、所定の分周比にて分周を行う第2の分周器と、を備え、 上記第1の電圧電流変換回路と上記動作電流検出回路からなる第1のバイアス回路は、上記第1のループフィルタからの出力がゲート電極に供給される第1のトランジスタと、該第1のトランジスタのソース電極と接地点との間に接続された第1の抵抗と、ドレイン電極が上記第1のトランジスタのドレイン電極に接続された第2のトランジスタと、該第2のトランジスタとゲート電極が共通接続された2つ以上の第3のトランジスタを有するカレントミラー回路と、を含み、上記カレントミラー回路を構成する一方のトランジスタは上記第1の電圧制御発振器に接続され、他方のトランジスタは上記バイアス電流供給回路に接続され、さらに、信号を平滑するためのキャパシタが上記バイアス電流供給回路への配線に設けられており、 上記第2の電圧電流変換回路と上記バイアス電流供給回路からなる第2のバイアス回路は、上記第2のループフィルタからの出力がゲート電極に供給される第4のトランジスタと、該第4のトランジスタのソース電極と接地点との間に接続された第2の抵抗と、上記動作電流検出回路の出力がゲート電極に供給されドレイン電極が第4のトランジスタのソース電極と上記第2の抵抗の接続点に接続されている第5のトランジスタと、を含み、 上記第2の電圧制御発振回路の発振中心周波数を上記第1の電圧制御発振回路の発振中心周波数のn倍とする場合、上記第2の電圧制御発振回路に用いる遅延回路の段数は上記第1の電圧制御発振回路に用いる遅延回路の段数の1/n倍に設定されるとともに、上記第2の抵抗は上記第1の抵抗のn倍に設定されていることを特徴とする複数の位相同期回路を用いた周波数シンセサイザ。
IPC (2件):
H03L 7/22 ,  H03L 7/093
FI (2件):
H03L 7/22 ,  H03L 7/08 E
引用特許:
審査官引用 (1件)

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