特許
J-GLOBAL ID:201103027539721037

マンホール鉄蓋構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 折寄 武士
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-199989
公開番号(公開出願番号):特開2001-026938
特許番号:特許第3585398号
出願日: 1999年07月14日
公開日(公表日): 2001年01月30日
請求項(抜粋):
【請求項1】マンホール鉄蓋座1と、これの開口上面を塞ぐマンホール鉄蓋2とを備えており、マンホール鉄蓋座1は、リング状の筒壁1aの下端外周縁にフランジ状のベース1bが張り出し形成され、筒壁1aの内面にマンホール鉄蓋2用の装填部4が設けられており、前記装填部4は、下すぼまりテーパー状の周回面4aと、マンホール鉄蓋2の下面周縁を受け止める段壁4bとからなり、マンホール鉄蓋2は、その周面に下すぼまりテーパー状の嵌合面6が設けられており、マンホール鉄蓋2を前記装填部4に嵌め込んだ状態において、マンホール鉄蓋2の下面周縁の接合座7が前記段壁4bで受け止められ、前記嵌合面6と前記周回面4aとが対向しており、マンホール鉄蓋2とマンホール鉄蓋座1との間に、内圧解放機能を有する閉蓋ロック機構が設けてあるマンホール鉄蓋構造であって、閉蓋ロック機構は、前記嵌合面6と前記周回面4aとの間に設けた凹凸係合構造と、この凹凸係合構造と径方向に対向する位相位置において、マンホール鉄蓋2の下面側とマンホール鉄蓋座1との間に設けた錠止構造10とで構成されており、凹凸係合構造は、前記嵌合面6の下端寄りに突設した接合突起8と、前記周回面4aに凹み形成した接合凹部9とからなり、両者8・9の凹凸係合によって、マンホール鉄蓋座1に対してマンホール鉄蓋2を一定量上昇変位可能に、しかし分離は不能に接合しており、マンホール鉄蓋座1に対するマンホール鉄蓋2の上昇変位を許すために、接合凹部9の上方に浮上隙間Eが確保されていて、この浮上隙間Eの範囲内で接合突起8が上方変位でき、錠止構造10は、マンホール鉄蓋2で径方向線に沿って往復揺動自在に軸支した錠止金具12と、前記装填部4の下方に凹み形成したロック段部13とからなり、錠止金具12には、上端に支軸14が設けられた本体部の上下にキー受片15とロック腕16とが突設され、前記本体部の下端に重り17が突設されており、錠止金具12は、前記支軸14をマンホール鉄蓋2の内面に軸支することにより、ロック腕16の突端がロック段部13と上下に対向するロック姿勢と、ロック腕16の先端が前記段壁4bの内縁より径方向内側へ変位するロック解除姿勢とに揺動変位でき、常態における錠止金具12は、重り17の重力モーメントによってロック姿勢に保持されていて、ロック腕16とロック段部13とが、マンホール鉄蓋座1に対するマンホール鉄蓋2の上昇変位を許すために、浮上隙間Eを介して上下に対向しており、マンホール鉄蓋2が非水平に設定されて錠止金具12がロック解除位置側へ傾動したとき、前記重り17の傾動モーメントに逆らって錠止金具12を適正なロック姿勢に維持し続けるためのキックばね19を備えており、マンホール鉄蓋2には、これを開閉するために、マンホールキーKが差し込まれる錠止金具12側のキー穴20と、接合突起8側のキー穴20とを有し、各キー穴20の下面周縁にマンホールキーKの下端を掛止することにより、マンホールキーKでマンホール鉄蓋2を持ち上げることができるようになっており、前記重り17は、ロック腕16の下面より下方に突出していて、この突出部分のうちのロック腕16の本体部の下端に連続する傾斜面が、操作部21になっており、マンホール鉄蓋2を閉じるときに、接合突起8側のキー穴20を利用してマンホール鉄蓋2を前記装填部4に仮り置きし、錠止金具12の重り17を該装填部4内に位置させた状態において、錠止金具12側のキー穴20に仮り接合して、マンホールキーKでマンホール鉄蓋2を装填部4の外方へ引き寄せたときに、前記装填部4の段壁4bの内縁もしくは前記筒壁1aの開口縁に前記操作部21が接当して錠止金具12をロック解除姿勢に揺動操作することにより、マンホールキーKの下端が錠止金具12側のキー穴20の下面周縁に掛止できるようにしたことを特徴とするマンホール鉄蓋構造。
IPC (1件):
E02D 29/14
FI (2件):
E02D 29/14 A ,  E02D 29/14 E
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

前のページに戻る