特許
J-GLOBAL ID:201103035693410411

捕集飛灰からのダイオキシン類除去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 義朗
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-166703
公開番号(公開出願番号):特開2002-361197
特許番号:特許第3502364号
出願日: 2001年06月01日
公開日(公表日): 2002年12月17日
請求項(抜粋):
【請求項1】 一般廃棄物や産業廃棄物を焼却するごみ焼却施設に設置され、排ガス処理設備によって捕集された飛灰中のダイオキシン類を、灰加熱装置とこの灰加熱装置に連接された灰急冷装置により、低酸素条件下において加熱・急冷処理して捕集飛灰からのダイオキシン類を除去する方法であって、灰加熱装置は、加熱用排ガスの一部が中空軸内を貫流する加熱移送手段と、該加熱移送手段を囲繞し捕集飛灰と不活性ガスとの送入口と脱塩飛灰と分離ガスとの排出口を備えた加熱内筒及び、該加熱内筒を囲繞し残余の加熱用排ガスの送入口と降温ガスの排出口を備えた加熱外筒とで主体が構成され、不活性ガス送入により低酸素雰囲気となった加熱内筒に送入された上記捕集飛灰は、加熱移送手段により撹排・移送されるとともに、バグフィルタで清浄化された低温ガスが高温ガス加熱器での熱交換により適温に調節された加熱用排ガスとなり上記中空軸内及び加熱外筒に送入されることによって両面から加熱されるために、各種反応助剤を添加することなく、含有するダイオキシン類の大部分の脱塩素化が行われて脱塩飛灰となり、後続する灰急冷装置において急冷却されることにより無害化された処理灰となって灰処理装置から排出され、一方、上述の脱塩素化により遊離された少量の塩素分は、大部分の不活性ガスと共に加熱内筒のガス溜めに集積されて、連接された塩素吸収装置で中和薬剤に吸収されたのち灰処理装置に送られ、また、上記脱塩飛灰に同伴された残余の酸性有害ガスは、灰急冷装置において脱塩飛灰中に残留する未反応の中和薬剤によって中和され、残留する微量のダイオキシン類と再合成することなく、両者は無害な処理灰となって灰処理装置から排出され、さらに、一連の作業終了後は、加熱用排ガスまたは不活性ガスにより、装置内の残留物を灰急冷装置に排出することを特徴とする捕集飛灰からのダイオキシン類除去方法。
IPC (2件):
B09B 3/00 ,  B09B 3/00 ZAB
FI (2件):
B09B 3/00 303 L ,  B09B 3/00 ZAB
引用特許:
審査官引用 (4件)
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