特許
J-GLOBAL ID:201103038085390768

正極活物質、その製造方法及びそれを用いた非水電解質二次電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河備 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-181223
公開番号(公開出願番号):特開2011-034861
出願日: 2009年08月04日
公開日(公表日): 2011年02月17日
要約:
【課題】非水電解質二次電池用正極活物質として用いうる内部抵抗が小さく電池容量が大きく、熱的安定性の高いリチウムニッケル複合酸化物とその製造方法、及びこのリチウムニッケル複合酸化物を正極活物質として用いた二次電池の提供を課題とする。【解決手段】焼成粉末を水洗した後、濾過、乾燥して得られる下記の組成式(1)を有するリチウムニッケル複合酸化物粉末からなる正極活物質であり、乾燥時に水分が1質量%以下になるまでは温度を90°C以下とし、その後は120°C以上とし、かつ炭素を含む化合物成分の含有量が0.01容量%以下であるガス雰囲気下または真空雰囲気下で乾燥される。 LibNi1-aMaO2 ......(1)(式中、Mは副成分であり、Ni以外の遷移金属元素、2族元素、または13族元素から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、aは、0.01≦a≦0.5、bは、0.9≦b≦1.1である。)【選択図】なし
請求項(抜粋):
次の式(1) LibNi1-aMaO2 ............(1) (式中、Mは副成分であり、Ni以外の遷移金属元素、2族元素、または13族元素から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、aは、0.01≦a≦0.5、bは、0.9≦b≦1.1である。)で表される正極活物質用リチウムニッケル複合酸化物を製造する方法であって、 下記(イ)〜(ハ)の工程を含むことを特徴とする正極活物質用リチウムニッケル複合酸化物の製造方法。 (イ)主成分としてニッケルを、かつ副成分として他の遷移金属元素、2族元素、または13族元素から選ばれる少なくとも1種の元素を含有するニッケル水酸化物またはニッケルオキシ水酸化物を調製するか、或いは引き続き得られたニッケル水酸化物またはニッケルオキシ水酸化物を焙焼してニッケル酸化物を調製するかのいずれかの方法により、ニッケル水酸化物、ニッケルオキシ水酸化物またはニッケル酸化物から選ばれるニッケル化合物を用意する。 (ロ)前記ニッケル化合物中のニッケルと副成分の合計量に対してリチウム化合物中のリチウム量がモル比で1.00〜1.15になるように、ニッケル化合物とリチウム化合物とを混合した後、酸素雰囲気下、最高温度が650〜850°Cの範囲で焼成する。 (ハ)前記(ロ)で得られた焼成物を水洗した後、濾過、乾燥してリチウムニッケル複合酸化物を得る際、乾燥を二段階で行い、第一段階の乾燥を、リチウムニッケル複合酸化物中の水分(気化温度300°Cで測定した水分率)が1質量%以下になるまでは90°C以下で行い、その後、第二段階の乾燥を120°C以上で行う。
IPC (2件):
H01M 4/525 ,  H01M 4/505
FI (2件):
H01M4/52 102 ,  H01M4/50 102
Fターム (19件):
5H050AA08 ,  5H050AA12 ,  5H050AA15 ,  5H050BA16 ,  5H050BA17 ,  5H050CA08 ,  5H050CA09 ,  5H050CB07 ,  5H050CB08 ,  5H050CB11 ,  5H050GA02 ,  5H050GA12 ,  5H050GA13 ,  5H050GA14 ,  5H050GA26 ,  5H050GA27 ,  5H050HA01 ,  5H050HA02 ,  5H050HA14
引用特許:
審査官引用 (4件)
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