特許
J-GLOBAL ID:201103038285818550

エラーコンシールメント処理装置とこの装置を用いた動画像復号器、動画像復号方法及び動画像復号プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (10件): 蔵田 昌俊 ,  河野 哲 ,  中村 誠 ,  福原 淑弘 ,  峰 隆司 ,  白根 俊郎 ,  村松 貞男 ,  野河 信久 ,  幸長 保次郎 ,  勝村 紘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-202118
公開番号(公開出願番号):特開2011-055244
出願日: 2009年09月01日
公開日(公表日): 2011年03月17日
要約:
【課題】動き補償フレーム間予測により圧縮符号化された動画像信号の消失領域を高精度に復元する。【解決手段】各時刻におけるフレーム内の全画素について、誤差分散保持マップを作成し、このマップをカルマンフィルタ・アルゴリズムにより更新していく。具体的には、初期値として推定誤差共分散行列Pax,y(t)と対角行列Qu(t)を設定し(S31)、状態遷移結果At(Xx+dx,y+dy(t-1))を用いて推定誤差共分散行列Pbx,y(t)を求める(S32)。次に、対角行列Qv(t),観測行列Hx,y(t)を用いてKx,y(t)を求め(S33)、再度状態遷移結果を用いて動きベクトルX-x,y(t)を求め(S34)、再度観測行列を用いて推定現画像X^x,y(t)を求める(S35)。以後、この推定原画像を用いて推定誤差共分散行列Pax,y(t)を更新し(S36)、S32から上記の処理を繰り返し実行する。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
ブロック単位で動き補償フレーム間予測により圧縮符号化された動画像信号から第1フレーム上の動きベクトルを検出し、前記検出された動きベクトルとそれに対応する動き補償値から第2フレームを生成することで元の動画像信号を復号する動画像復号器に用いられ、前記第2フレームの復号信号から前記動きベクトル及び動き補償値の消失又は誤りを検出し、前記第2フレーム上での前記消失又は誤りの位置を特定し復元するエラーコンシールメント処理装置であって、 前記第2フレームにおける消失又は誤りの不良領域を検出して当該不良領域をN×N(Nは2以上の自然数)画素の領域毎に分割し、分割された不良領域それぞれに対して第1の動きベクトルを推定することで第1フレーム上の対応するN×N画素の領域を推定し、その推定された領域における各画素の輝度値で前記第2フレーム上の分割不良領域を補間する補間手段と、 前記第2フレーム上の分割不良領域それぞれについて、前記分割不良領域内の各画素を中心としたL×L(LはN以下の自然数)画素の小領域Xx,y(t)に対して、それぞれ第2の動きベクトル(vx,vy)を計算し、この第2の動きベクトルに基づいて前記第1のフレーム上の対応するL×L画素の小領域の輝度値Xx+dx,y+dy(t-1)を計算し、前記小領域の輝度値Xx+dx,y+dy(t-1)から前記第2フレーム上の小領域の輝度値Xx,y(t)を推定する行列Atを求める行列演算手段と、 前記第2のフレーム上におけるL×L画素の小領域の輝度値Xx,y(t)と前記観測画像Zx,y(t)を与える観測行列Hx,y(t)を用いてZx,y(t)- Hx,y(t)・Xx,y(t)と表される誤差ベクトルV(t)を推定する推定手段と、 前記推定手段の推定結果に基づいて各時刻におけるフレーム内の全画素について誤差分散を保持するマップを作成し、前記マップをカルマンフィルタ・アルゴリズムにより更新するマップ作成・更新手段と を具備し、 前記補間手段は、前記マップをカルマンフィルタ・アルゴリズムにより更新していくことで前記行列Atによって得られた動きベクトルに合わせて、第1フレームの参照領域の誤差分散行列から第2フレームの誤差共分散行列を推定し、この推定誤差分散行列に基づいて前記第2フレーム上の分割不良領域における各画素の輝度値Xx,y(t)を補間することを特徴とするエラーコンシールメント処理装置。
IPC (1件):
H04N 7/32
FI (1件):
H04N7/137 A
Fターム (9件):
5C159KK01 ,  5C159LB18 ,  5C159MA05 ,  5C159NN11 ,  5C159RF09 ,  5C159TA62 ,  5C159TC42 ,  5C159UA05 ,  5C159UA11

前のページに戻る