特許
J-GLOBAL ID:201103042427879893

希土類磁石材およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森岡 正往
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-235800
公開番号(公開出願番号):特開2011-082467
出願日: 2009年10月10日
公開日(公表日): 2011年04月21日
要約:
【課題】Dy等を内部まで効率的に拡散させることができる希土類磁石材の製造方法を提供する。【解決手段】本発明の希土類磁石材の製造方法は、ネオジムを含む希土類元素の一種以上とホウ素と残部が鉄からなる磁石粉末とネオジムフッ化物粉末とを混合した混合粉末を調製する調製工程と、この混合粉末を加熱して磁石粉末の粒子近傍に存在する酸素とフッ化物粉末とを反応させてネオジム酸フッ化物を表面部のみならず内部を含む全体に生成分布させた塊状の希土類磁石材を得る加熱工程と、を備えることを特徴とする。フッ化物粉末が混合粉末中に内包する酸素を捕捉して安定なNdOFとして固定する。この希土類磁石材へDyを拡散させると、Dyは粒界などで酸化されることなく内部へスムーズに進行する。その結果、稀少なDyを無駄にすることなく、希土類磁石材全体の保磁力を効率的に増加させ得る。【選択図】図1
請求項(抜粋):
希土類元素の一種以上である第1希土類元素(以下「R1」と表す。)とホウ素(B)と残部が鉄(Fe)および不可避不純物および/または改質元素とからなる磁石合金の粉末である磁石粉末とフッ化物の粉末であるフッ化物粉末とを混合してなり、該磁石粉末または該フッ化物粉末の少なくとも一方がネオジム(Nd)を含む混合粉末を調製する調製工程と、 該混合粉末を加熱して、前記磁石粉末の粒子近傍に存在する酸素(O)または酸化物と前記フッ化物との反応物であるネオジム酸フッ化物を表面部のみならず内部を含む全体に分布させた塊状の希土類磁石材を得る加熱工程と、 を備えることを特徴とする希土類磁石材の製造方法。
IPC (7件):
H01F 41/02 ,  H01F 1/053 ,  H01F 1/08 ,  C22C 33/02 ,  B22F 1/00 ,  C22C 38/00 ,  B22F 3/24
FI (7件):
H01F41/02 G ,  H01F1/04 H ,  H01F1/08 B ,  C22C33/02 J ,  B22F1/00 B ,  C22C38/00 303D ,  B22F3/24 K
Fターム (19件):
4K018AA27 ,  4K018AB10 ,  4K018AC01 ,  4K018BA18 ,  4K018BB04 ,  4K018BC12 ,  4K018CA04 ,  4K018DA13 ,  4K018DA32 ,  4K018FA11 ,  4K018KA45 ,  5E040AA04 ,  5E040AA19 ,  5E040BD01 ,  5E040CA01 ,  5E040HB15 ,  5E040NN01 ,  5E062CD04 ,  5E062CG02
引用特許:
審査官引用 (4件)
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