特許
J-GLOBAL ID:201103043003353987

遺伝子スイッチおよび遺伝子回路の選択方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 庄司 隆 ,  資延 由利子 ,  大杉 卓也 ,  曽我 亜紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-257816
公開番号(公開出願番号):特開2011-125333
出願日: 2010年11月18日
公開日(公表日): 2011年06月30日
要約:
【課題】遺伝子スイッチや遺伝子回路の選択を短時間で行うことができ、且つ選択効率の高く漏出の少ない効果的な方法を提供すること。【解決手段】チミジンキナーゼ、好ましくはヒトヘルペスウイルス由来チミジンキナーゼをコードする遺伝子配列とその上流に該遺伝子配列に作動可能に連結されたプロモータ配列とを少なくとも含む発現ベクターをセレクタとして使用することを特徴とする、遺伝子スイッチおよび遺伝子回路の選択方法、並びに、該方法に使用する発現ベクターを提供する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
下記配列(a)および(b)を少なくとも保持する発現ベクター: (a)チミジンキナーゼをコードする遺伝子配列、 (b)前記(a)の配列の上流に該配列に作動可能に連結されたプロモータ配列、 並びに、 下記配列(c)から(f)を少なくとも保持する発現ベクター: (c)前記プロモータ配列とは異なるプロモータ配列であってその下流の遺伝子スイッチ発現配列に作動可能に連結されたプロモータ配列 (d)前記遺伝子スイッチ発現配列、 (e)前記遺伝子スイッチ発現配列によりコードされる遺伝子スイッチの標的配列、 (f)前記標的配列が作動可能に連結された遺伝子であって前記(a)のプロモータ配列に作動する転写調節因子をコードする遺伝子配列、 を導入したチミジンキナーゼ欠損細胞を使用し、 前記(f)の転写調節因子をコードする遺伝子配列が転写抑制因子である場合には、該遺伝子スイッチを活性化する化合物の非存在下でアデオキシチミジン三リン酸(dTTP)のデノボ(de novo)合成経路の阻害剤を添加して該細胞をインキュベーションした後に生細胞を回収すること、若しくは、遺伝子スイッチを活性化する物質の存在下で変異原性ヌクレオシドを添加して該細胞をインキュベーションした後に生細胞を回収すること、または 前記(f)の転写調節因子をコードする遺伝子配列が転写活性化因子である場合には、該遺伝子スイッチを活性化する化合物の存在下でアデオキシチミジン三リン酸(dTTP)のデノボ(de novo)合成経路の阻害剤を添加して該細胞をインキュベーションした後に生細胞を回収すること、若しくは、遺伝子スイッチを活性化する物質の非存在下で変異原性ヌクレオシドを添加して該細胞をインキュベーションした後に生細胞を回収すること、 を含む遺伝子スイッチおよび遺伝子回路の選択方法。
IPC (1件):
C12N 15/09
FI (1件):
C12N15/00 A
Fターム (5件):
4B024AA20 ,  4B024CA04 ,  4B024DA06 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
審査官引用 (5件)
全件表示

前のページに戻る