特許
J-GLOBAL ID:201103044738357931
細胞観察をともなった細胞液捕獲と成分分析法および細胞液捕獲・分析装置
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
熊倉 禎男
, 大塚 文昭
, 西島 孝喜
, 須田 洋之
, 上杉 浩
, 鈴木 信彦
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2008070060
公開番号(公開出願番号):WO2009-063776
出願日: 2008年11月04日
公開日(公表日): 2009年05月22日
要約:
少なくとも1つの細胞の細胞内溶液の分子検出を簡便かつ迅速に可能とし、細胞動態の観察を同時に行うことで、生命現象の動態と分子メカニズムを迅速に解明する手段を提供する。同時に、多くの検出された分子から、細胞のある状態をもたらす活性分子を探索する手段を提供することを課題とする。細胞一つでも、その細胞内液を直接細管で吸引し、これを分析装置に直接付与する。この手法を顕微鏡など拡大観察鏡下で細胞を観察しながら行うことで、特に質量分析をする場合は、ナノスプレー用イオン化細管で直接細胞内液を吸引捕獲し、イオン化補助溶媒混和後、直接、質流分析装置に直接スプレー法で導入し、細胞1つでも、その内液中の分子成分を検出する。この捉えた分子ピークを、異なった状態の細胞データ群の間で差分解析ないしはt-検定することで、ある状態特異的なピークすなわち分子を特定する。
請求項(抜粋):
細胞の動態を観察しながら、前記細胞を構成し又は前記細胞から出された細胞成分を採取してリアルタイムに質量分析する方法であって、
顕微鏡を用いて細胞の動態を観察することに並行して、前記細胞の特定の領域に対して、先端部が前記特定の領域の大きさ以下の口径であるナノスプレーイオン化細管を挿入するステップと、
前記特定の領域内の細胞成分を前記ナノスプレーイオン化細管の先端部から採取して前記先端部に留める採取ステップと、
イオン化補助溶媒を前記ナノスプレーイオン化細管の後端側から導入するステップと、
質量分析装置の試料導入口と前記ナノスプレーイオン化細管との間に電場を印加することにより、前記細胞成分をナノスプレーイオン化して前記質量分析装置に試料として導入するステップと、
前記質量分析装置において試料として導入された前記細胞成分を質量分析するステップとを備えた方法。
IPC (3件):
G01N 27/62
, C12M 1/34
, C12Q 1/02
FI (6件):
G01N27/62 V
, C12M1/34 B
, C12Q1/02
, C12M1/34 D
, G01N27/62 F
, G01N27/62 G
Fターム (31件):
2G041CA01
, 2G041DA05
, 2G041EA03
, 2G041EA04
, 2G041FA10
, 2G041GA03
, 2G041GA05
, 2G041GA06
, 2G041GA08
, 2G041GA09
, 2G041GA10
, 2G041GA20
, 2G041GA30
, 2G041HA04
, 2G041JA20
, 4B029AA07
, 4B029AA09
, 4B029BB11
, 4B029CC02
, 4B029CC08
, 4B029FA12
, 4B029FA15
, 4B029HA05
, 4B029HA09
, 4B063QA01
, 4B063QQ08
, 4B063QQ61
, 4B063QS10
, 4B063QS40
, 4B063QX01
, 4B063QX04
引用特許:
前のページに戻る