特許
J-GLOBAL ID:201103048856021978

低温CTOD特性に優れたフラックスコアードアーク溶接金属部及びこの溶接金属部を有する鋼部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 三好 秀和 ,  伊藤 正和 ,  原 裕子
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-540572
公開番号(公開出願番号):特表2011-507707
出願日: 2008年12月23日
公開日(公表日): 2011年03月10日
要約:
本発明は、船舶、建築、橋梁、海洋構造物、鋼管、ラインパイプなどの溶接構造物に使用されるフラックスコアードアーク溶接(Flux Cored Arc Welding;FCAW)を行った際の溶接金属部及びこの溶接金属部を有する鋼部材に関し、TiO酸化物及び固溶Bを用いて粒内の針状フェライト変態を促進させて、高強度物性を有すると同時に低温CTOD特性に優れたフラックスコアードアーク溶接金属部及びこの溶接金属部を有する鋼部材を提供することにその目的がある。 本発明は、重量%で、C:0.01-0.2%、Si:0.1-0.5%、Mn:1.0-3.0%、Ni:0.5-3.0%、Ti:0.01-0.1%、B:0.0010-0.01%、Al:0.005-0.05%、N:0.003-0.006%、P:0.03%以下、S:0.03%以下、O:0.03-0.07%、0.7≦Ti/O≦1.3、6≦Ti/N≦12、7≦O/B≦12、1.2≦(Ti+4B)/O≦1.9を満たし、残部Fe及びその他不可避な不純物で組成され、その微細組織が85%以上の針状フェライト及び残部ベイナイト、粒界フェライト及び多角形フェライトのうち1種または2種以上を含むことを特徴とする低温CTOD特性に優れたフラックスコアードアーク溶接金属部及びこの溶接金属部を有する鋼部材をその要旨とする。 本発明によると、高強度物性を有すると同時に優れた低温CTOD特性を有するフラックスコアードアーク溶接金属部及びこの溶接金属部を有する鋼部材が提供される。
請求項(抜粋):
低温CTOD特性に優れたフラックスコアードアーク(FCAW)溶接金属部であって、 前記FCAW溶接金属部は、重量%で、C:0.01-0.2%、Si:0.1-0.5%、Mn:1.0-3.0%、Ni:0.5-3.0%、Ti:0.01-0.1%、B:0.0010-0.01%、Al:0.005-0.05%、N:0.003-0.006%、P:0.03%以下、S:0.03%以下、及びO:0.03-0.07%を含み、 前記FCAW溶接金属部は、0.7≦Ti/O≦1.3、6≦Ti/N≦12、7≦O/B≦12、1.2≦(Ti+4B)/O≦1.9の関係を満たし、かつ残部Fe及びその他不可避な不純物を含み、 前記FCAW溶接金属部は、85%以上の針状フェライト(acicular ferrite)、及び残部ベイナイト、粒界フェライト及び多角形フェライトのうち1種以上を含む微細組織を含む ことを特徴とする、FCAW溶接金属部。
IPC (2件):
B23K 35/30 ,  B23K 9/173
FI (2件):
B23K35/30 320A ,  B23K9/173 A
Fターム (5件):
4E001AA03 ,  4E001BB06 ,  4E001CA02 ,  4E001CA05 ,  4E001EA05
引用特許:
出願人引用 (1件)
引用文献:
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