特許
J-GLOBAL ID:201103053144092252

車両の動力伝達系の補助駆動軸のための流体継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 萼 経夫 ,  宮崎 嘉夫
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-567865
特許番号:特許第4449024号
出願日: 1999年08月31日
請求項(抜粋):
【請求項1】メイン駆動軸、補助駆動軸、及び、これらのメイン駆動軸と補助駆動軸との間に延びる結合軸を備えた車両の動力伝達系における上記補助駆動軸の一対の駆動ハーフ軸を結合する流体継手であって、この流体継手が、 作動流体を収容するハウジングと、 ハウジング内に回転自在に取り付けられると共に結合軸を介してメイン駆動軸により回転駆動されるケーシングであって、このケーシングは一対の開口を有し、これらの開口を通って一対の駆動ハーフ軸がそれぞれケーシング内へ突出し、上記ケーシングは上記の一対の開口にそれぞれ近接する一対の流体入口を備えている上記ケーシングと、 ケーシング内でこのケーシングと駆動ハーフ軸の各々との間に延びるクラッチであって、このクラッチはケーシングと一対の駆動ハーフ軸の各々との間でトルクを伝達するように動作可能である上記クラッチと、 上記一対の流体入口にそれぞれが隣接して上記ケーシング内に配置された一対の流体ポンプであって、これらの流体ポンプの間に上記クラッチが配置され、これらの流体ポンプの各々は、外歯を有すると共に上記駆動ハーフ軸の関連する一方に対するスプライン結合部を有するインペラを備え、上記流体ポンプの各々は、さらに、上記インペラに対して偏心して回転するように取り付けられると共にインペラの外歯と噛合する内歯を備えた内歯歯車を有し、上記インペラは内歯歯車よりもひとつだけ少ない歯を有して、上記ケーシングと関連した駆動ハーフ軸との間での相対的な回転により、上記近接した流体入口を通って上記ケーシング内に作動流体を回転ポンプ動作させて送る上記一対の流体ポンプと、 上記ケーシング内に形成され且つ上記一対の流体ポンプからポンプ動作により送られた作動流体を受け入れるように上記クラッチの反対側にそれぞれ配置された一対のピストンチャンバと、 上記一対のピストンチャンバ内にそれぞれが配置され且つ上記クラッチを動作させてケーシングと上記駆動ハーフ軸の少なくとも一方との間でトルクを伝達するようにポンプで送られた作動流体により動くことができる一対のピストンと、 を有し、 各ピストンチャンバは、ポンプで送られた作動流体が流れる流れ領域を備えた出口ポートを有し、各出口ポートは、スプリングと該スプリングによって温度変化に対応して回転するバルブ要素とを備えた温度補償バルブを有し、上記バルブ要素は、上記出口ポートに部分的に重なるように形成されたバルブポートを有し、上記バルブ要素は、温度上昇の際には上記出口ポートの流れ領域を小さくすると共に温度下降の際には上記出口ポートの流れ領域を大きくし、ポンプで送られた作動流体が関連するピストンチャンバから流れ出るのをコントロールして、それによりケーシングと駆動ハーフ軸との間におけるトルク伝達をコントロールすることを特徴とする流体継手。
IPC (3件):
B60K 23/08 ( 200 6.01) ,  B60K 17/35 ( 200 6.01) ,  F16H 48/20 ( 200 6.01)
FI (3件):
B60K 23/08 C ,  B60K 17/35 D ,  F16H 48/20 B
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-037034
  • 車輌駆動列油圧カップリング
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平5-516589   出願人:アシャコーポレイション
  • 特開昭61-248934
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