特許
J-GLOBAL ID:201103058960010487
特定部位のアミノ酸を置換した緑色蛍光蛋白質またはそのホモログを用いたカルシウムセンサー蛋白質
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
奥原 康司
, 内田 直人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-289789
公開番号(公開出願番号):特開2011-125318
出願日: 2009年12月21日
公開日(公表日): 2011年06月30日
要約:
【課題】 本発明は、従来のものよりも高感度なカルシウムセンサーの提供を目的とする。【解決手段】(1)蛍光特性に影響を及ぼすホットスポットアミノ酸残基の近傍でGFPまたはそのホモログのアミノ酸配列を切断して該蛋白質の構造を改変し、さらに特定部位のアミノ酸残基を置換した改変GFPまたはそのホモログ、(2)自身の立体構造の変化を前記改変GFPまたはそのホモログに伝えることにより、前記改変GFPまたはそのホモログの立体構造を変化させ、蛍光特性を変化させるように機能する機能性分子、および(3)上記改変GFPまたはそのホモログの切断部位、該改変GFPまたはそのホモログと上記機能性分子間の連結部位および改変GFPまたはそのホモログと機能性分子を連結してなる蛋白質のN末端に位置するリンカー、を含むことを特徴とするカルシウムセンサー蛋白質。【選択図】なし
請求項(抜粋):
下記(a)〜(h)の配列を、N末端から順に有することを特徴とするカルシウムセンサー蛋白質:
(a)3つのアミノ酸からなる配列 Met-Xaa1-Xaa2(ここでXaa1及びXaa2はそれぞれ独立して任意のアミノ酸である)(リンカーX)(配列番号1);
(b)ミオシン軽鎖キナーゼ蛋白質、またはカルモジュリン結合部位を含むその部分アミノ酸配列;
(c)前述の(b)の配列と後述の(d)の配列とを連結する、2つのアミノ酸からなる配列Xaa3-Xaa4(ここでXaa3はロイシン、トレオニン及びグリシンからなる群から選択される何れか一のアミノ酸であり、Xaa4は任意のアミノ酸である)(リンカーY);
(d)配列番号2で示される配列のX番目〜239番目までのアミノ酸配列または該アミノ酸配列であって第207番目のアミノ酸を他のアミノ酸に置換したもの(ここで、Xは149〜151の任意の位置である);
(e)前述の(d)の配列と後述の(f)の配列を連結する、6つのアミノ酸配列からなる配列Gly-Gly-Xaa5-Gly-Gly-Xaa6(ここでXaa5及びXaa6はそれぞれ独立して任意のアミノ酸である)(配列番号3);
(f)配列番号2で示される配列の1番目〜Y番目までのアミノ酸配列であって、第31番目及び/または40番目及び/または106番目のアミノ酸を他のアミノ酸に置換したアミノ酸配列(ここで、Yは141〜148の任意の位置である);
(g)前述の(f)の配列と後述の(h)の配列とを連結するアミノ酸配列Thr-Arg又はThr(リンカーZ);
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (11件):
4B024AA11
, 4B024BA80
, 4B024CA01
, 4B024GA11
, 4B024HA01
, 4H045AA10
, 4H045BA10
, 4H045BA41
, 4H045DA89
, 4H045EA50
, 4H045FA74
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (4件)
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Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.,2006 Mar 21,103(12),p.4753-8
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Nat.Methods,2009 Dec,6(12),p.875-81,Epub 2009 Nov 8
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Nat.Biotechnol.,2006 Jan,24(1),p.79-88
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Team:Cambridge/Improved GFP -2008.igem.org[online],revised on 30 Oct 2008,[retrived on 2 Dec 2013]
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